【東京モーターショー2017】スズキが新型「スペーシア」のコンセプトカーを発表
2017.09.22 自動車ニュース![]() |
スズキは2017年9月22日、第45回東京モーターショー(開催期間:2017年10月25日から11月5日)に、軽ハイトワゴンのコンセプトモデル「スペーシア コンセプト」「スペーシア カスタム コンセプト」を世界初公開すると発表した。
デザインテーマは「スーツケース」
スペーシア コンセプトおよびスペーシア カスタム コンセプトは、スズキが今後市販化を予定している新型軽ハイトワゴンのコンセプトモデルである。
このうち、スペーシア コンセプトについては毎日の運転や休日のお出掛けなどで感じられる「わくわく」や「楽しさ」を詰め込んだ新スタイルの軽ハイトワゴンと紹介されている。
エクステリアについては、「ONのときにもOFFを感じるスタイル」をテーマに、スーツケースをモチーフにしたデザインを採用。インテリアにもスーツケースのモチーフを取り入れるとともに、各部に施されたアクセントカラーやデニム調のシート地などにより、遊び心をプラスしているという。
一方、スペーシア カスタム コンセプトでは大型のフロントメッキグリルやLEDヘッドランプなどにより、精悍(せいかん)で迫力のあるデザインを実現。存在感を際立たせるため、各所にブラックメッキの装飾パーツを施している。
インテリアについても、黒を基調にブラックメタリックのパネルや光沢のあるシルバー装飾を各部に採用。肩まわりを強調したデザインの合皮のシートとともに、ラグジュアリーでゴージャスな空間が追求されている。
新しい安全装備を積極的に採用
安全装備の強化も図っており、自動緊急ブレーキ機能などからなる「デュアルセンサーブレーキサポート」に加え、後退時の衝突を回避、もしくはその被害を軽減する「後退時ブレーキサポート」を採用。運転支援システムなどの情報を、視線移動の少ないフロントウィンドウにカラーで表示できる「フロントガラス投影式ヘッドアップディスプレイ」や、「3Dビュー付き全方位モニター」なども用意されている。
なお、スズキは今後、デュアルセンサーブレーキサポートや後退時ブレーキサポート、3Dビュー付き全方位モニターなどといった安全装備や運転支援システムについて、「スズキ セーフティ サポート」と総称し、安全を重視するユーザーに訴求していくとしている。
主要諸元
スペーシア コンセプト
- ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3395×1475×1800mm
- ホイールベース:2460mm
- パワープラント:658cc直3エンジン+マイルドハイブリッド
- 駆動方式:FF
スペーシア カスタム コンセプト
- ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3395×1475×1785mm
- ホイールベース:2460mm
- パワープラント:658cc直3ターボエンジン+マイルドハイブリッド
- 駆動方式:FF
(webCG)

webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
-
WHILL:パーソナルモビリティーの近未来を体感してほしい 2017.10.27 東京モーターショーに集うのはクルマやバイクだけではない。パーソナルモビリティーの生産・販売を手がけるWHILL(ウィル/本社:横浜市鶴見区)が提案するのは、AIとパーソナルモビリティーの融合。森口将之は、この分野の近未来に注目している。
-
ホンダ・スポーツEVコンセプト:意外と量産されそうな予感が…… 2017.10.27 いやいや、これは絶対に量産化されない……。モータージャーナリストの鈴木ケンイチは、「ホンダ・スポーツEVコンセプト」を見たとき、まずはそう思ったそうだ。でも、じっと見ているうちに、これこそイチオシじゃないかと直感したのだった!
-
トヨタ・ヴィッツGRMN:その走りに期待せよ! 2017.10.27 見て楽しむのがモーターショー。とはいえ、クルマはやはり乗って楽しむものである。最初から「これは、売らないナ」と、ピンとくるようでは興ざめだ。そこでコレ。フリーライター鈴木真人のイチ押しは「トヨタ・ヴィッツGRMN」である。
-
ダイハツDNコンパーノ:不思議な魅力を持っている 2017.10.27 東京モーターショー2017に、ダイハツは5種類のコンセプトモデルを出展した。そのうちの一台、往年の車名を冠する「DNコンパーノ」に強く引かれるのはなぜなのか。ヒストリックカーにも詳しい自動車ライター、沼田 亨が語る。
関連記事
-
NEW
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
NEW
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
NEW
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。 -
NEW
第926回:フィアット初の電動三輪多目的車 その客を大切にせよ
2025.9.4マッキナ あらモーダ!ステランティスが新しい電動三輪車「フィアット・トリス」を発表。イタリアでデザインされ、モロッコで生産される新しいモビリティーが狙う、マーケットと顧客とは? イタリア在住の大矢アキオが、地中海の向こう側にある成長市場の重要性を語る。 -
NEW
ロータス・エメヤR(後編)
2025.9.4あの多田哲哉の自動車放談長年にわたりトヨタで車両開発に取り組んできた多田哲哉さんをして「あまりにも衝撃的な一台」といわしめる「ロータス・エメヤR」。その存在意義について、ベテランエンジニアが熱く語る。 -
第83回:ステランティスの3兄弟を総括する(その1) ―「ジュニア」に託されたアルファ・ロメオ再興の夢―
2025.9.3カーデザイン曼荼羅ステランティスが起死回生を期して発表した、コンパクトSUV 3兄弟。なかでもクルマ好きの注目を集めているのが「アルファ・ロメオ・ジュニア」だ。そのデザインは、名門アルファの再興という重責に応えられるものなのか? 有識者と考えてみた。