第527回:【Movie】カタルーニャは燃えていた!
スマートの国際ミーティング「スマートタイムズ2017」
2017.11.10
マッキナ あらモーダ!
バラエティー豊かなスマートが集結
2017年後半、ヨーロッパはスペイン・カタルーニャ州の独立宣言に揺れている。
しかし、今年6月にバルセロナから列車で1時間かけてたどり着いたサロウは、数カ月後に起きるそんな事態をまったく予期させない、のどかなビーチリゾートであった。
そこでメーカー主催のもとに開催されたスマートの国際ファンミーティング「スマートタイムズ」には、2869人が参集。パレードには532台が参加した。
イギリス、スイスといった西欧諸国からは、スマートで第2の人生ならぬカーライフを楽しむ熟年ファンの参加もみられた。スイスからやってきたデュボワ夫妻は自国のアイコンのひとつである「ホルスタイン牛」柄で参加。リアウィンドウのウォッシャー液の吹き出し口にしっぽを追加し、「おしっこする牛です」と説明して笑いをとっていた。
一方、ロシア、ウクライナ、リトアニアといった新興国からは、若いファンが押し寄せた。
ラトビアから来場したカップルは、「約4000kmを5日かけて、自走してきました!」と興奮した様子で話してくれた。
ちなみに彼らが“友情のしるし”としてプレゼントしてくれた母国ラトビアのチョコレートは、クーラーボックスから取り出した途端、35度近い気温の中で一瞬にして溶けてしまった。そのため筆者は宿の冷蔵庫で再度固め、翌日、遠くバルト海を思いながら賞味した。
次回2018年のスマートタイムズは、同車の生産拠点があるフランスのハンバッハで開催される。ブランド誕生20周年だけに、ファンたちはまたまたオーバーヒートしそうだ。
(文と写真=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>)
【Movie】「スマートタイムズ2017」会場リポート
(撮影と編集=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>)

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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