第3回:懐かしいけど新しい 英・伊の“モダンクラシック”を試す

2018.05.02 JAIA輸入二輪車試乗会2018
 
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今日におけるバイクのトレンドといえば、スクランブラーやカフェレーサーなどに代表される“モダンクラシック”である。今回は、そんなトレンドのど真ん中を行くイタリア&イギリスの3モデルに試乗。その魅力をリポートする。

ドゥカティ・スクランブラー マッハ2.0
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ボディーサイズ:全長×全幅×全高=2100×845×1150mm
ホイールベース:1445mm
重量:186kg
エンジン:803cc 空冷4ストローク L型2気筒 SOHC 2バルブ
最高出力:73ps(54kW)/8250rpm
最大トルク:67Nm(6.8kgm)/5750rpm
価格:128万6000円
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=2100×845×1150mm
	ホイールベース:1445mm
	重量:186kg
	エンジン:803cc 空冷4ストローク L型2気筒 SOHC 2バルブ
	最高出力:73ps(54kW)/8250rpm
	最大トルク:67Nm(6.8kgm)/5750rpm
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むしろ“かつて若者だった”世代に響くかも
ドゥカティ・スクランブラー マッハ2.0……128万6000円

たぶんピントがずれているんだろうけど、このオートバイでうなったのは、テールカウルっていうの? シート後端でブレーキランプの下をめぐる、勝ち気な女の子の上唇みたいなパーツに描かれたラインが、フューエルタンクからの延長線をきれいになぞった上に、サイドのもっとも細い箇所の折り込みの奥まできっちり描かれていたところ。さすが伊達(だて)の国の仕上げと、マジで腕組みしました。

そんなわけで、ドゥカティの「スクランブラー マッハ2.0」。webCGでは少し前に、中型免許でも乗れる「シックスティー2」に触れたけど、スクランブラーの主流ラインは、やはりこの803cc L型ツインのデスモエンジン搭載シリーズですな。何しろ全7種のバリエーションをご用意。その中のマッハ2.0は、ハーレーのカスタムやオリジナルアパレルで有名なローランドサンズデザインとのコラボで生まれた、1970年代テイストのカラーリングが目を引く一台。とはいえ見た目には好き好きがあります。なので、機種そのもので感心したポイントを発表します。

18インチのフロントホイール! って、実はシックスティー2も同サイズ(ちなみにリアが17インチなのも同じ)ですが、排気量も出力も倍以上になったとき、相対的に切れ込み感が高まる17インチだったら、このオートバイのキャラはまったく違っていたと思うのです。むしろオフロードが得意そうなアップ&ワイドのハンドルを持つスクランブラーは、立ち気味の上体から「ふん!」とハンドルを倒しこむライディングスタイル。これがけっこう簡単に傾斜してくれるのがうれしく、73psのパワーもさして恐れずに済むわけです。無論、このオサレでのん気なカラーリングそのままに、まるで無理せず気ままに流すのも似合う。要するに脱力感がうれしいモデルだから、ドゥカとしては若者受けを狙ったのかもしれないけれど、むしろかつて若者だった世代に響くのではないかと。

そしてその世代にドンズバな自分は、シックスティー2のときと同様、「これアリだなあ」という結論に達したのです。浮気性でごめんなさい。

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