トヨタが中国・広州で新型「カローラ」のセダンを初披露

2018.11.16 自動車ニュース webCG 編集部
中国・広州国際モーターショーにおいて発表された新型「カローラ」のセダン。中国市場ではスポーティーな「レビン」(写真左)とプレステージモデル「カローラ」(写真右)の2モデルをラインナップする。
中国・広州国際モーターショーにおいて発表された新型「カローラ」のセダン。中国市場ではスポーティーな「レビン」(写真左)とプレステージモデル「カローラ」(写真右)の2モデルをラインナップする。拡大

トヨタ自動車は2018年11月16日、中国・広州で開催されている広州国際モーターショーにおいて、新型「カローラ」シリーズのセダン(中国名:「カローラ」および「レビン」)を世界初披露した。新型カローラシリーズのセダンは、すでに日本でも販売されている「カローラ スポーツ」(ハッチバック)、2018年10月にパリモーターショーで発表された「カローラ ツーリングスポーツ」(ワゴン)に続く同シリーズ第3のバリエーションとなる。

 
中国で「レビン」として販売される「カローラ」シリーズのセダン。全長4640×全幅1780×全高1435mm。
中国で「レビン」として販売される「カローラ」シリーズのセダン。全長4640×全幅1780×全高1435mm。拡大
「レビン」のリアビュー。ホイールベースは2700mmとなる。
「レビン」のリアビュー。ホイールベースは2700mmとなる。拡大
中国で「カローラ」として販売されるセダンモデル。ボディー外寸は「レビン」と同一。
中国で「カローラ」として販売されるセダンモデル。ボディー外寸は「レビン」と同一。拡大
中国で販売される「カローラ」のリアビュー。
中国で販売される「カローラ」のリアビュー。拡大
インテリアは、基本的に「カローラ スポーツ」と同様のデザインを採用。
インテリアは、基本的に「カローラ スポーツ」と同様のデザインを採用。拡大
3モデルが出そろった新型「カローラ」シリーズ。
3モデルが出そろった新型「カローラ」シリーズ。拡大

カローラシリーズのセダンは、先行する2モデルと同様に「GA-C」プラットフォームをベースに開発。販売地域に応じて、アクティブさを強調したスポーティーモデル(北米、中国=レビン、日本など)と、上級感を表現したプレステージモデル(中国=カローラ、欧州など)の2タイプを設定しているという。

2リッターのダイナミックフォースエンジンと呼ばれるTNGAの新型パワーユニットにダイレクトシフトCVTまたは6段MTを組み合わせ搭載しているほか、さまざまなパワートレインを販売地域別に用意しているという。ハイブリッドモデルは、90以上の国・地域で販売を予定している。

先に販売を開始したカローラ スポーツは、「クラウン」と共に日本における記念すべき「コネクティッドカー」の第1号となったが、中国では車載通信システムであるDCM(Data Communication Module)を標準装備し、24時間365日のユーザー見守りサービスなどを提供する「トヨタコネクティッド」(中国名:豊田智行互聯)を全グレードに設定している。米国では「Apple CarPlay」や「Amazon Alexa」との連携をはじめとするさまざまなコネクテッド機能を、欧州では事故や急病時にオペレーターに接続し車両位置情報に基づき緊急車両を手配するサービスなどが利用可能だという。

新型カローラシリーズのセダンは、2019年春に米国・欧州で販売を開始した後に、2019年半ば以降に中国などでも発売。世界150以上の国・地域で順次発売となる予定だ。日本においては、スポーティーモデルのカローラをベースに、日本市場に合わせ最適化した専用仕様のセダンおよびワゴンを2019年内に発売する予定になっている。

(webCG)
 

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