【LAショー2018】ポルシェが8代目となる新型「911」を世界初公開

2018.11.28 自動車ニュース webCG 編集部
新型「ポルシェ911」
新型「ポルシェ911」拡大

独ポルシェは2018年11月28日(現地時間)、ロサンゼルスモーターショー(開催期間:2018年11月27日~12月9日、一般公開日は11月30日から)の前夜祭において、8代目となる新型「911」を世界初公開した。

 
【LAショー2018】ポルシェが8代目となる新型「911」を世界初公開の画像拡大
 
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5連メーターに別れを告げ、デジタル化を加速

「タイプ992」と称されることとなった新型ポルシェ911は、1964年に登場した初代から数えて8代目のモデルにあたる。

エクステリアについては大型となったホイールアーチや、前:20インチ、後ろ:21インチの大径ホイールなどが特徴で、従来モデルより45mmワイドになったフロントセクションには新設計のLED式ヘッドランプが採用されており、トランクリッドには初代911をほうふつとさせる2本のプレスラインが見られる。また、左右のドアにはテーパーの付いた滑らかなサイドラインを際立たせるべく、格納式のポップアウトハンドルを採用。リアまわりでは、ワイドな可変式リアスポイラーと横一文字のライトバーが目を引く。

一方、インテリアは従来モデルから一新されており、メーターパネルにはエンジン回転計をはさむ形で2つのディスプレイを採用。ダッシュボードにはインフォテインメントシステム「ポルシェ・コミュニケーション・マネジメントシステム(PCM)」用の10.9インチタッチスクリーンを装備している。

0-100km/h加速は従来モデルを0.4秒上回る

動力性能の向上も図られており、「カレラS/カレラ4S」の水平対向6気筒ターボエンジンは、従来モデルを30ps上回る450psの最高出力を発生。これはインジェクションプロセスの改善、ターボチャージャーのレイアウトの変更、給気冷却システムの採用などによって実現したもので、組み合わされる8段デュアルクラッチトランスミッションも新開発のものとなっている。

これらの技術の採用により、カレラSでは0-100km/h加速が3.7秒、最高速が308km/h、カレラ4Sでは0-100km/h加速が3.6秒、最高速が306km/hという動力性能を実現。特に0-100km/h加速については、両モデルともに従来モデルより0.4秒速くなっており、スポーツクロノ パッケージを装備することでさらに0.2秒短縮することも可能だという。一方、燃費についてはカレラSが8.9リッター/100km(約11.2km/リッター)、カレラ4Sが9.0リッター/100km(約11.1km/リッター)と公称されている(ともにNEDCモード)。

このほかにも、ドライビングモードにぬれた路面での走行をアシストする「ウエットモード」を追加したり、熱探知カメラによる「ナイトビジョンアシスト」をオプション設定したりと、運転支援システムの強化も図っている。

日本仕様の価格や国内予約受注および販売開始時期については未定。決定次第、順次アナウンスされる予定だ。

(webCG)

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