【東京オートサロン2019】トヨタが「マークX“GRMN”」を350台限定で販売
2019.01.11 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2019年1月11日、FRセダン「マークX」をベースにTOYOTA GAZOO Racingが開発したコンプリートカー「マークX“GRMN”」を発表。同日、注文受け付けを開始した。
パワートレイン、ボディー、シャシーのすべてを改良
GRMNは、TOYOTA GAZOO Racingが手がけるコンプリートカー「GR」シリーズのなかでも、特に大幅なチューニングが施された数量限定モデルである。マークXでは2015年に100台限定で設定され、今回、マイナーチェンジ後のモデルをベースとした第2弾が販売されることとなった。
ベースとなるのは3.5リッターV6自然吸気エンジンを搭載した上級グレード「350RDS」で、トランスミッションは6段ATから6段MTに換装。快適なシフト操作を実現するため、第1弾モデルからリアディファレンシャルのギア比を変更するとともに(4.083→3.615)、操作系にも改良を施している。
エンジンに関しても、トランスミッションとのマッチングを図るために出力制御特性などを変更。ボディーについては、大幅な剛性向上を果たしたマイナーチェンジモデルをベースに、さらに元町工場にてスポット溶接打点を252カ所追加し、補強している。
足まわりの仕様も標準車とは大きく異なり、サスペンションには新開発のショックアブソーバーを装備。電動パワーステアリングのチューニングと併せ、ドライバーの操作に忠実に反応するレスポンスを実現しているという。タイヤは、前:235/40R19、後ろ:255/35R19の前後異形で、BBS 製の19インチ鍛造アルミホイールが組み合わされる。
このほかにも、27万円の有償オプションで、10kgの軽量化を実現するCFRP製のルーフパネルを用意。重量の軽減と重心高のダウンにより、より俊敏な走りを楽しむことができるという。
販売台数は350台限定、価格は513万円
デザインにおける標準車との差異化も図っており、エクステリアでは専用デザインのバンパーや大型バッフルの4本出しマフラー、リアスポイラーなどを採用。スポーツブレーキパッドが装着された白いブレーキキャリパーには、フロントのみ「GR」のロゴが施されている。
一方、インテリアにはカーボン調の装飾とピアノブラック塗装を組み合わせたインストゥルメントパネル、ウルトラスエード表皮の専用フロントスポーツシートなどを用いている。
ボディーカラーは、「シルバーメタリック」「ブラック」「ダークレッドマイカメタリック」にオプションの「ホワイトパールクリスタルシャイン」「プレシャスブラックパール」を加えた全5色。インテリアカラーはブラックのみの設定となっている。
価格は513万円。発売は2019年3月11日で、成約順に350台の限定販売となっている。
(webCG)
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