新型「トライアンフ・スクランブラー」日本上陸
2019.03.12 自動車ニュース![]() |
トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは2019年3月12日、「トライアンフ・スクランブラー」の新型を同年3月16日に発売すると発表した。
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2タイプから選択可能
新型トライアンフ・スクランブラーは、1960年代初頭に販売されたオリジナルのスクランブラーをイメージして開発された、ネイキッドバイク。“復刻スクランブラー”としては、865ccの空冷エンジンを搭載して2006年にデビューした先代に続く2代目にあたる。
まず目を引くのは、オフロード走行も可能なように仕立てられたスタイリング。ストロークが長めに取られたサスペンションや、クランクケースよりも高い位置に取り回されたエキゾーストパイプなどが特徴となっている。
最新型のラインナップは、大きく分けて2タイプ。オンロードとオフロードの両方にフォーカスした「スクランブラー1200 XC」のほか、特にオフロードにおける走破性を高めた「スクランブラー1200 XE」が選べる点が新しい。
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使える装備がたっぷり
このうちスクランブラー1200 XCのボディーサイズは、全長×全幅×全高=2285×840×1200mmで、シート高は840mm。乾燥重量は205kgと公表される。
パワーユニットは日本国内で2016年に発売された現行型「ボンネビルT120」の1.2リッター水冷並列2気筒SOHCエンジンに独自のチューニングを施したもの。最高出力90ps/7400rpm、最大トルク110Nm/3950rpmを発生する。シャシーは、ボンネビルとは異なるオリジナルフレームに、ショーワ製のフロントフォーク(ホイールトラベル:200mm)、オーリンズ製フルアジャスタブルピギーバッグリアサスペンションユニット(同:200mm)、ブレンボ製のモノブロックブレーキキャリパーなどが組み合わされる。
LED式のランプ類や新世代のTFTディスプレイ、5種類の走行モード(ロード/レイン/オフロード/スポーツ/ライダー)、トルクアシストクラッチ、キーレスイグニッション、クルーズコントロールといった装備のほか、80点以上におよぶ純正オプションの充実ぶりもセリングポイント。「GoPro」の内蔵型制御システムが用意されるのもトピックとなっている。
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冒険派にも応えられる
一方のスクランブラー1200 XEは、パワーユニットこそXCと共通であるものの、車体の構成が全面的に異なる。ボディーサイズは全長×全幅×全高=2325×905×1250mmで、XCに比べ40mm長く、65mm幅広く、50mm高くなる。シート高は30mmアップの870mm。ホイールベースは40mm延長されており(スイングアーム単体の長さは+32mm)、オフロード走行に対応すべくサスペンショントラベルは前後とも50mm長い250mmが確保されている。
ゴールドカラーのフロントフォークやアルミ製のハンドガード、グリップヒーターなどもXEならではの装備。走りを支える制御システムでも差別化が図られており、走行モードはXCの5種類に「オフロードプロモード」を加えた6種類に。走行状況に応じてABSの設定をオンロード/オフロード/オフ(切)の間で自動的に切り替える「オプティマイズドコーナリングABS」も搭載される。
各モデルの価格は以下の通り。
- スクランブラー1200 XC:203万1900円
- スクランブラー1200 XE:217万4100円
(webCG)