最新のギア&ファッション | キャンピングトレーラー「エメロード406 Vエディション プレミアム」
そろそろ始めよう! キャンピングトレーラーでの旅
2019.07.01
Gear Up! 2019 Summer
阪 和明
キャンピングトレーラーを使って旅をする。憧れである。子育てが終わり、ある程度自身の人生が落ち着いてきたころ、そんなことを妄想した記憶がある。好きな時に好きな場所をクルマで訪ね、アウトドアライフを満喫し、心を癒やす。誰もが一度は夢見るに違いない。
けん引免許のいらないトレーラーもあり
意外なほど価格もリーズナブル
キャンピング用のクルマには、さまざまな形態がある。ワンボックスカーやマイクロバス、トラック、はたまた軽トラをベースに仕立てたキャンピングカー、そしてクルマでけん引するトレーラータイプだ。前者は運転しやすさでいえば理にかなっているのかもしれないが、個人的には後者のステーションワゴンやSUVとトレーラーの組み合わせが好ましい。「レンジローバー」がキャンピングトレーラーを引っ張るなんて、すごくカッコイイではないか。
カッコイイかもしれないけれど、駐車スペースを確保するのが大変だし、何といってもけん引免許を取るのが面倒くさいですって? いえ、免許に関しては心配ご無用。トレーラーの車両総重量が750kgを超えなければけん引免許がなくてもOKなのである。免許不要とはいえ、キャンピング場に行く前にそれなりに練習しなくてはならないだろうが、キャンピングトレーラーを使った旅を思い描いていた人にとっては、これでひとつの大きな壁が取り払われたはずだ。
えっ、お値段はどうなの? そんな声も聞こえてくるが、これまた心配ご無用である。クルマを複数所有しているような人なら、あるいは他人とは違うモノやコトに価値を見いだす人なら、リーズナブルに感じるはずである。外国の中型セダンよりも安いお値段で手に入れられるトレーラーが市場にたくさん出回っているのだ。
キャンピングトレーラーの旅は、意外なほど容易に実現できそうだ。あとは、配偶者やパートナー、そして子供たちが、私と一緒にいたい! と心から思ってくれるかどうか。実はこれがイチバンの問題なのである。
(文=阪 和明)
トリガノ(フランス)
エメロード406 Vエディション プレミアム
フランスのトリガノ社が製作する小型のキャンピングトレーラー。輸入元のインディアナ・RVのオリジナル装備を搭載しているのが特徴。左側通行に合わせてドアを左側に設け、プロパンガスではなくカセット式ガスボンベにするなど、日本独自の使用環境を考慮した仕様がうれしい。灯油式FFファンヒーター、バッテリー充電用ソーラーパネルも装備。レジャーはもちろん災害等における非常時の滞在でも役に立ってくれそうだ。
全長5500×全幅2100×全高2580mm。室内長3800×室内幅1950×室内高1950mm。車両重量750kg。
価格:311万0400円
問い合わせ:インディアナ・RV 0467-70-2729