第8回:CG ROBOT RACING TEAM 2019 シーズンリポート Vol.3
苦い週末 2019.07.02 池島実紅の「挑戦! 86/BRZ Race」 86/BRZ Race第3戦の舞台は、宮城県のスポーツランドSUGO。第2戦と同様の“1大会2ヒート制”となったレースでは、CG ROBOT RACING TEAMはかなりの苦戦を強いられることに……。戦いの模様をリポートする。(『CG』2019年8月号から転載)
SUGOも「1大会2ヒート制」
前戦の富士ラウンドから、注目の“2ヒート制”が導入されたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceシリーズ。CG ROBOT RACING TEAMのスバルBRZが参戦する「プロフェッショナルシリーズ」と「クラブマンシリーズ エキスパートクラス」に加え、今季からビギナー向けに新設された「クラブマンシリーズ オープンクラス」を含む3カテゴリーすべてのレースが、1大会2ヒート制で開催される。今回のSUGOラウンドも2ヒート制での実施である。
もっとも、予選から決勝の2ヒートを通して使用できるタイヤは、1ヒート制で行われてきた従来と同じ4本、つまり1セットに限られる。これまでは1セットのタイヤで予選と決勝レース1戦分をいかに戦うかがこのシリーズの争点だったが、1大会2ヒート制でのレースイベントでは、さらにもう1戦、同じタイヤで決勝ヒートを走らねばならない。その意味では、これまで以上にドライバーのタイヤマネジメント能力が問われ、使用タイヤ銘柄のキャラクター差がより鮮明に打ち出される。その傾向は、いみじくも前戦・富士ラウンドで明らかになったとおりだ。
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大きな課題
そんな注目のSUGOラウンドに臨んだCG ROBOT RACING TEAMからは、久保凜太郎選手がプロフェッショナルシリーズ、池島実紅選手がクラブマンシリーズ エキスパートクラスにと、都合2台のスバルBRZが登場。もうひとりのレギュラードライバー、井口卓人選手はニュルブルクリンクで開催されるVLNシリーズ(おなじみ、ニュルブルクリンク24時間レースを頂点とする耐久レース選手権)参戦のため、今回のSUGO戦は欠場となった。
ここSUGOを大得意とし、実際、金曜日に行われた86/BRZ Raceの占有走行で安定して好タイムをマークした凜太郎選手だったが、予選では11番手に終わった。「自分としてはしっかりアタックしているその手ごたえがあるにもかかわらず、タイムが出ていない」とは予選終了後の凜太郎選手。車載カメラの映像を見ると、凜太郎選手のふんばりでコーナーではライバルと互角以上の走りを見せるも、コーナー立ち上がりからその先のストレート、そして、SUGO名物である最終コーナーの登り勾配で前走車にジリジリと離されてしまう。暑さがピークに達するシーズン中盤に向けてはさらに厳しい状況が想定されるとあって、チームとしても早急になんらかの対策を打ちたいところだ。
結果的に凜太郎選手は、決勝の第1、第2両ヒートをいずれも12位でフィニッシュ。わずかにポイントに手が届かずSUGOの週末を終えている。
一方、クラブマンシリーズ エキスパートクラスにエントリーした池島選手は、予選で自己最上位の10番手につけてみせた。決勝第1ヒートは不首尾なスタートが響いて13位。しかし、好スタートを決めた第2ヒートでは9~10番手で周回を重ね、9番手でフィニッシュ。しかし、レース半ば、3コーナー先でふらついた前走車と接触した事象がペナルティーの対象となり、決勝タイムに50秒加算の裁定が下った。その結果、最終的に18位でフィニッシュとなった。
(文=早田禎久/写真=服部真哉)
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