新型「ポルシェ911カレラ」がデビュー ベースモデル追加で新世代911のラインナップ拡大

2019.07.30 自動車ニュース webCG 編集部
ポルシェの新型「911カレラ」(写真左)と「911カレラ カブリオレ」(同右)。
ポルシェの新型「911カレラ」(写真左)と「911カレラ カブリオレ」(同右)。拡大

独ポルシェは2019年7月30日、第8世代となる新型「911カレラ/911カレラ カブリオレ」を発表した。

911カレラ
911カレラ拡大
「911カレラ カブリオレ」のコックピット周辺部。
「911カレラ カブリオレ」のコックピット周辺部。拡大
911カレラ カブリオレ
911カレラ カブリオレ拡大

8代目のポルシェ911は、“S”を冠する高性能モデルが先行してデビュー。2018年11月にクーペの「911カレラS/カレラ4S」が、2019年1月にオープントップモデル「911カレラSカブリオレ/カレラ4Sカブリオレ」がそれぞれ発表されている。

今回の911カレラ/911カレラ カブリオレはそれに続くもので、ベーシックモデルの追加により、新世代911ファミリーのモデルラインナップが拡充されることになる。

パワーユニットは、最高出力385ps(カレラSは450ps。以下、カッコ内はカレラSの参考値)を発生する3リッター水平対向6気筒ターボエンジン。先代の911カレラ/911カレラ カブリオレに比べ、15psの出力向上が図られている。トランスミッションは、PDKと呼ばれるデュアルクラッチ式の8段ATだ。

911カレラの0-100km/h加速タイムは4.2秒(3.7秒)、最高速度は293km/h(308km/h)と公表されており、スポーツクロノパッケージをオプション装着した場合、加速タイムは0.2秒短縮される。新欧州サイクルの燃費値は、9.0リッター/100km(8.9リッター/100km)となっている。

なお、新しい911カレラの装備や技術的なハイライトは、上位モデルの911カレラSと変わらない。10.9インチタッチスクリーンを備えたインテリアや最新のコネクティビティー、「ポルシェウエットモード」に代表されるアシスタンスシステムなどが採用されている。

カレラSとの外観上の違いとしては、ひとまわり小さい、前:235/40ZR19、後ろ:295/35ZR20サイズのタイヤとホイール、2本のシングルエキゾーストテールパイプなどが挙げられる。

(webCG)

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