アストンマーティンDB11 AMR(前編)

2019.09.05 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 モータースポーツのイメージをまとうアストンマーティンのスポーツカー「DB11 AMR」に、レーシングドライバー谷口信輝は何を思う? まずは、そのボディーワークをチェックした。
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サーキット由来のスペシャルモデル

アストンマーティンDB11 AMRは、「V8クーペ」やコンバーチブルモデルの「ヴォランテ」などが用意される“DB11ファミリー”のなかにあって、ひときわ特別な一台である。

まずはアストンマーティンが自らデザインした5.2リッターV12ツインターボエンジンを採用するとともに、最高出力をそれまでより31PS高めて639PSもの大パワーを発生。さらに、よりスポーティーに強化した足まわりを組み合わせたうえで、ダイナミックな印象の内外装デザインを与えたのがDB11 AMRである。これに伴い、V12エンジンを搭載したスタンダードな「DB11」はカタログから落ち、DB11ファミリーはDB11 AMR、DB11 V8クーペ、DB11ヴォランテの3モデルに集約された。

ちなみに、AMRはアストンマーティン・レーシングの頭文字。これは同社のレース部門に付けられた名称であると同時に、特別に仕立てられたロードゴーイングカーのグレード名としても用いられている。アストンマーティンはニュルブルクリンクのすぐ近くにAMRパフォーマンスセンターという名のワークショップ兼ショールームを構えており、ここをベースにしてロードカーの開発やニュル24時間への参戦を行っている。ニュル24時間を戦ったことのある谷口信輝も、AMRの文字を見ただけで「お、これはアストンマーティン・レーシングのロゴですね?」と直ちに言い当てたほど、その世界では有名なブランドなのである。

その谷口に、まずはDB11 AMRのエクステリアデザインについて語ってもらった。
「スタイリッシュなシルエットですよね。ボディーが薄くてスリムで。ただね、ボディーカラーがどうだろう……。僕は、少しキラキラと輝くスパークリングシルバーみたいな色のほうが、クルマが持つ色気がより際立ってかっこいいような気がします」

これに続いて、谷口がこんなことを言い出した。
「僕だったら、このクルマをもっと格好よくできる自信があるなあ」

 
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