「強いBMWとMINI」を目指すヴィードマン社長 2019年は18モデルを発表
2019.10.25 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2019年10月25日、BMWグループ日本法人の新社長就任会見を開催した。会場では「BMW 8シリーズ グランクーペ」を披露するとともに、自動運転技術開発への取り組みについても言及した。
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前任のペーター・クロンシュナーブル氏に代わって新たに社長に就任したクリスチャン・ヴィードマン氏は、2001年に独BMWに入社、直前の2018年5月から2019年7月まではタイの現地法人で社長を務めていた。
日本については歴史と文化に日々感銘を受けているなどとコメント。今後この市場において「強いBMWとMINI、BMWモトラッド(二輪部門)」を構築すべく全力で取り組んでいくという。2019年は累計で18モデルをローンチする予定で、現在のところ基幹モデルの「3シリーズ」が好調とのこと。同年10月からデリバリーが始まった「BMW 1シリーズ」も成功の兆しが見えていると笑顔で話した。
また今年は「8シリーズ」「7シリーズ」「X7」に代表されるラグジュアリーセグメントにも意識的に力を入れているとのことで、その一翼を担うニューモデルとして、同日、8シリーズ グランクーペを発表した。
この日は、同ブランドの将来的な技術のひとつとして「レベル4の自動運転」への取り組みも紹介された。社長に代わって、ディベロップメント・ジャパン本部長を務めるルッツ・ロートハルト氏が登壇。われわれの自動車社会が「レーンキープ」と「ハンズオフ」を可能とする“レベル2”の自動運転を達成していることや、ドライバーが前方を見ることなく自動的な運転が行われる“レベル3”の自動運転が2021年にはBMW車でもスタートすること、運転席に着座する必要のない“レベル4”の実現に向けて、ミュンヘン郊外で1800人の専門スタッフが鋭意開発を進めていることなどが紹介された。
この日プレス向けに用意された“レベル4”自動運転のデモンストレーションと同乗体験は悪天候のため中止となってしまったが、同社は2019年10月26日と27日の2日間、一般向けの「レベル4自動運転試乗体験」(各日40人ずつ/当日抽選にて)を東京・江東区のBWM GROUP Tokyo Bayにおいて実施する予定だ。
(webCG)