ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダー(後編)

2020.01.30 谷口信輝の新車試乗 最高出力640PSの「ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダー」に、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。その走りに感銘を受けつつも、気がかりなこともあるという。それは一体……?
 
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【ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダーのスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4520×1933×1180mm/ホイールベース:2620mm/車重:1542kg(乾燥重量)/駆動方式:4WD/エンジン:5.2リッターV10 DOHC 40バルブ/トランスミッション:7段AT/最高出力:640PS(470kW)/8000rpm/最大トルク:600N・m(61.2kgf・m)/6750rpm/タイヤ:(前)245/30ZR20 90Y/(後)305/30ZR20 103Y(ピレリPゼロ)/燃費:14.2リッター/100km(約7.0km/リッター 欧州複合モード)/価格:3611万0362円

【取材時の燃費データ】
テスト距離: 158.4km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:31.2リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:5.1km/リッター(満タン法)/6.0km/リッター(車載燃費計計測値)


	【ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダーのスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4520×1933×1180mm/ホイールベース:2620mm/車重:1542kg(乾燥重量)/駆動方式:4WD/エンジン:5.2リッターV10 DOHC 40バルブ/トランスミッション:7段AT/最高出力:640PS(470kW)/8000rpm/最大トルク:600N・m(61.2kgf・m)/6750rpm/タイヤ:(前)245/30ZR20 90Y/(後)305/30ZR20 103Y(ピレリPゼロ)/燃費:14.2リッター/100km(約7.0km/リッター 欧州複合モード)/価格:3611万0362円

	【取材時の燃費データ】
	テスト距離: 158.4km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:31.2リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:5.1km/リッター(満タン法)/6.0km/リッター(車載燃費計計測値)
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コーナーの進入で「おや?」

前編では「ランボルギーニ・ウラカンEVOスパイダー」を高く評価した谷口信輝。後編でもこのまま称賛の言葉が語られるのか、それとも辛辣(しんらつ)な評価が飛び出すのか。引き続き彼の声に耳を傾けてみよう。
「いやいや、ウラカンは本当に素晴らしいですよ。使い勝手もいいから、その気になればお買い物にだって使えます。フロントの車高も上げられるので段差にチンスポイラーをぶつけちゃうこともないし。でもね、走りの面でひとつだけ気になったことがあったんですよ」

むむむ、これは怪しげな雰囲気。谷口がなにを感じたのか、詳しく語ってもらおう。
「ブレーキング時のスタビリティーがちょっと足りないような気がしました。結構なスピードで来て、コーナー進入で減速しようとするとき、最初にブレーキペダルを踏み込んでからフロントが沈み込むまでのところで、ちょっとフラフラするんですよね」

この言葉を聞いて私がまず思い出したのが、「ウラカンEVO」で採用された4WSやトルクベクタリングの効果である。ウラカンEVOでスポルトモードを選んでコーナーに進入しようとすると、クルマにかかる前後Gやドライバーのステアリング操作などからコンピューターが「ドライバーはドリフトを希望している」と判断することがある。この場合、4WSやトルクベクタリングを駆使してリアのスタビリティーを一時的に低下させ、ドリフトに移行しやすくなる機能が装備されているのだ。

もっとも、これが強く効くのは3つのドライビングモードのなかでもスポルトだけで、ストラーダやコルサではそうならない。また、たとえスポルトを選んでもドライバーがかなりのペースでコーナーに進入しようとしない限り、この“ドリフト支援”は作動しない。このようにして「予期せぬドリフト」が起きないように工夫されているのだ。

この言葉を聞いて、私も試乗車で箱根を走ってみたが、結果的に言えば「スタビリティーが低い」と評価されるべき現象は見つけ出せなかった。このとき、「やっぱりスタビリティーが下がっているとは感じられませんでした」と私が言うと、その様子を眺めていた谷口は「うーん、そうかなあ」とあまり納得できない表情を浮かべた。ちなみに、スタビリティー不足はスポルトモードだけでなくコルサモードでも現れたと谷口は主張する。

 
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谷口信輝(たにぐち のぶてる)
レーシングドライバー
1971年広島生まれ。高校時代からバイクに夢中になり、18歳でミニバイクレース日本一に。その後、ドリフトと出会い、四輪に転身。2001年(30歳)に本格的にレース活動を開始した。D1グランプリでは初開催の2001年にシリーズチャンピオンを獲得し、その後も表彰台の常連として活躍。国内最高峰レースの全日本GT選手権(現SUPER GT)には2002年から参戦しており、2011年、SUPER GT(GT300クラス)のシリーズチャンピオンに輝いた。2014年と2017年にも王座獲得。またワンメイクレースの86/BRZ Raceにおいては、2014年、2015年、2018年、2019年のプロフェッショナルシリーズ王者となっている。
谷口信輝(たにぐち のぶてる)
	レーシングドライバー
	1971年広島生まれ。高校時代からバイクに夢中になり、18歳でミニバイクレース日本一に。その後、ドリフトと出会い、四輪に転身。2001年(30歳)に本格的にレース活動を開始した。D1グランプリでは初開催の2001年にシリーズチャンピオンを獲得し、その後も表彰台の常連として活躍。国内最高峰レースの全日本GT選手権(現SUPER GT)には2002年から参戦しており、2011年、SUPER GT(GT300クラス)のシリーズチャンピオンに輝いた。2014年と2017年にも王座獲得。またワンメイクレースの86/BRZ Raceにおいては、2014年、2015年、2018年、2019年のプロフェッショナルシリーズ王者となっている。拡大

“ハードルの高さ”もスーパー

この話題はさておき、ウラカンEVOスパイダーといえばルーフがワンタッチで開閉できることも注目点のひとつ。そこで谷口に試してもらったところ、ルーフの開閉スピードについて「うわー、速いですねえ」と驚きの声を上げたのである。
「それと、ルーフが開くおかげで、合流地点では斜め後方が見やすくなったような気もする。安全性にも寄与しますよね」 谷口はそうも語ってくれた。

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ウラカン スパイダー, ランボルギーニ

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