「シトロエン・ベルランゴ」のカタログモデルが日本上陸
2020.08.26 自動車ニュース![]() |
グループPSAジャパンは2020年8月26日、シトロエンのマルチパーパスビークル(MPV)「ベルランゴ」のカタログモデルを導入すると発表した。同年8月27日より先行予約キャンペーンを開始し、10月1日の発売を予定している。
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シトロエン・ベルランゴは広々としたラゲッジスペースや数々のユーティリティー装備、さらにはシトロエンらしい個性的なデザインを特徴とするマルチパーパスビークルである。2019年10月と11月には正式導入を前に特別仕様車「デビューエディション」の先行導入を発表し、それぞれ5時間半で予約枠が埋まるほどの人気を博していた。
カタログモデルとして導入されるのは、デビューエディションと同等の装備となる上級グレードの「シャイン」と、あえて装備を簡素化して道具感を強調したという「フィール」。さらに、カタログモデルの発売を記念した特別仕様車「シャインXTRパック」も設定した。
シャインにはデビューエディションの装備に加えて、収納付きセンターコンソール(内部に12Vソケット付き)と後席のエアアウトレット(風量調節およびUSB Type A充電ポート付き)、後席ウィンドウ用ロールアップブラインドが備わるほか、後席足元に2カ所の床下収納が用意される。
一方のフィールは、シャインに標準装備のパノラミックルーフとその下に備わる収納の「モデュトップ」、ラゲッジスペース天井部分の収納スペース「トップボックス」、さらにセンターコンソールとリアのエアアウトレットを省略。リアの3分割可倒シートが6:4の2分割式に変更されるほか、足まわりは16インチのスチールホイールとホイールキャップの組み合わせとなる。
特別仕様車のシャインXTRパックはシャインがベース。マットオレンジのアクセントカラーをボディーサイドのエアバンプやランプベゼルなどにあしらい、前後バンパーのアンダーガード風のデコレーションと17インチ“ポンテベルダ”アロイホイールを装備。フロントドアには専用の「XTR」バッジが備わる。インテリアはオレンジアクセント入りのグリーンのダッシュボードに合わせて、オレンジアクセント入りの専用シート生地を採用した。
パワートレインは全車共通で、最高出力130PS、最大トルク300N・mの1.5リッターディーゼルターボエンジンと8段ATの組み合わせ。駆動方式はFWDのみとなる。WLTCモードの燃費値は18.0km/リッター。
先進運転支援システムの充実もベルランゴの特徴となっており、前車に合わせた停止も可能なアダプティブクルーズコントロール(作動速度域は30~180km/h)やアクティブセーフティーブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、トラフィックサインインフォメーションなどを採用。エントリーグレードのフィールも含めて、全車に標準装備となる。
ボディーカラーは「サーブル」「アクアグリーン」「ブランバンキーズ」の全3色展開。ドアミラーはブラックとなるほか、リアゲートにはスポイラーを装備する。
ラインナップと価格は以下の通り。
- フィール:312万円
- シャイン:338万円
- シャインXTRパック:343万円
(webCG)
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