日産がピックアップトラック「ナバラ」の新型を発表
2020.11.05 自動車ニュース![]() |
日産自動車は2020年11月5日、ピックアップトラック「ナバラ」の新型を発表した。
デザインテーマは「頑丈」
80年以上にわたってピックアップトラックを販売し続けてきた日産自動車。新型ナバラはこうした歴史を継承し、多くのユーザーに先進技術を届けたいという日産の理念を体現したとうたわれるモデルである。既存のモデルでも高く評価されているという高い耐久性と信頼性、使い勝手のよさに加えて、安全性や快適性、さらに走行性能も向上。安全運転支援システムをはじめとした「ニッサンインテリジェントモビリティー」の技術を数多く搭載し、これまでで最も先進的なナバラに仕上がっているという。
その安全運転支援システムは、前方の車両や歩行者との衝突回避をサポートする「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」に加え、2台前を走るクルマを検知して前方に潜む危険について注意を促す「インテリジェントFCW」を搭載。さらに、4つのカメラによって自車と駐車位置をふかん映像で見られる「インテリジェントアラウンドモニター」や4輪駆動モードでの低速走行時に周囲の障害物を確認できる「オフロードモニター」も装備する。
車体については、リアアクスルの強化と荷台スペースの拡大によって積載可能重量が増加。リアバンパーにはステップを設けており、荷台の使い勝手も高めている。さらに、新開発のステアリングラックによって操縦性を強化したほか、フレームとボディーとの接合部の強化やサスペンションセッティングの最適化によって車内の振動を低減し、静粛性を高めている。
新型ナバラのデザインテーマは「頑丈」。過酷な環境下での使用を想定した武骨で大胆かつスタイリッシュなエクステリアを採用した。日産のピックアップおよびフレームSUVのシニアデザインディレクターであるケン・リー氏は「堅牢(けんろう)さを表すインターロッキングデザインのグリルや力強い印象を与えるC字型のヘッドランプを採用し、ひと目でナバラと分かるデザインでありながら、より堂々とした印象を実現した」と説明している。
さらに新型ナバラには日常からの脱却を求める冒険家や旅行者をターゲットとしたスタイルパッケージ「PRO-4X」を設定。黒く塗装したエンブレムやオレンジアクセント入りのフロントバンパー、ブラックグリル、17インチブラックホイール&オールテレインタイヤなどを採用している。
新型ナバラは2020年12月からタイで販売をスタート。その他の市場でも順次発売される予定だ。
(webCG)