スバル・レヴォーグSTI Sport EX(前編)
2021.03.07 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「スバル・レヴォーグ」に試乗。新開発の1.8リッターフラット4ターボエンジンやブランド初となる減衰力可変式サスペンションなどを備えた国産スポーツワゴンの雄を、山野はどうジャッジするのだろうか。全力投球のニューモデル
「これは、欧州車の操舵フィールに近づきましたね」
六連星のステーションワゴンをまずはこう評した山野哲也。明るい表情から好印象であることがうかがえるが、その真意は那辺にあるや?
JAF全日本ジムカーナ選手権では「スバルBRZ」を駆り、SUPER GTでは「インプレッサ」「レガシィB4」、そしてBRZのステアリングホイールを握った山野哲也選手。スバル車との関係は深い。
そんな山野が試乗したのは、2020年の秋に発売され、見事に「日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021」に輝いたスバル・レヴォーグ。すっかり縮小してしまった国産ワゴン市場で、ひとり気を吐く快速ツーリングである。
キープコンセプトながら、これまで以上に空力を意識したシャープなエクステリアをまとい、スバルらしからぬ!? 先進的なイメージのインテリアを手に入れた、同社渾身(こんしん)のニューモデル。エンジンは、従来の2リッター&1.6リッターのターボという組み合わせから、新開発の1.8リッター水平対向4気筒ターボ(最高出力177PS/最大トルク300N・m)に一本化された。
“ぶつからない技術”としてクルマ界での先陣を切った「アイサイト」は、画素数をアップした広角カメラを採用。リアソナーに加えて前後2基ずつのレーダーを増設し、“半自動運転”というべきレベルにまで引き上げられた。人工衛星の力を借りて、これまでにない精度の高い運転支援を提供する上級版「アイサイトX」も話題になっている。
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!
-
スバル・レヴォーグSTI Sport R EX(4WD/CVT)【試乗記】 2022.5.28 試乗記 「レガシィツーリングワゴン」に代わって、いまやスバルの顔となった「レヴォーグ」。そのラインナップに加えられた、2.4リッターターボモデルの実力は? 装備充実の最上級グレードに試乗して確かめた。
-
-
スバル・レヴォーグSTI Sport EX(4WD/CVT)【試乗記】 2021.2.23 試乗記 2020年10月のデビュー以来、各方面で高い評価を得ている新型「スバル・レヴォーグ」。その走りのよさは、雪の上でも健在か? 東京から雪の降り積もる群馬・嬬恋方面へのドライブを通し、最新のシンメトリカルAWDの走破性能を確かめた。
-
スバル・レヴォーグSTI Sport R EX(前編) 2022.6.9 あの多田哲哉の自動車放談 元トヨタのチーフエンジニア多田哲哉さんが、話題のクルマを本音で評価する新連載。今回取り上げるのは、自身が現役時代に深く関わったメーカーであるスバルの基幹モデル「レヴォーグ」だ。
-
スバル・レヴォーグSTI Sport EX(4WD/CVT)【試乗記】 2021.1.22 試乗記 いまやスバルの中核モデルへと成長した「レヴォーグ」。六連星(むつらぼし)の新たなフラッグシップと位置づけられる新型は、スポーツワゴンらしい走りと使い勝手のよさが実感できる一台に仕上がっていた。
-
スバル・クロストレック ツーリング(FF/CVT)【試乗記】 2023.5.12 試乗記 フルモデルチェンジを機にグローバルで統一された車名と、FFモデルの設定が関心を集めるスバルの新型クロスオーバーSUV「クロストレック」。ラインナップのなかで最もベーシックな「ツーリング」を郊外に連れ出し、先代「XV」からの進化とFFの走りを確かめた。