GMが新型EV「キャデラック・リリック」を発表 2022年上半期の発売を予定

2021.04.22 自動車ニュース webCG 編集部
キャデラック・リリック
キャデラック・リリック拡大

米ゼネラルモーターズは2021年4月22日(現地時間)、キャデラックの新型電気自動車(EV)「LYRIQ(リリック)」の市販モデルを発表した。

黒いグリルとLEDのイルミネーションが目を引くフロントマスク。
黒いグリルとLEDのイルミネーションが目を引くフロントマスク。拡大
ホイールサイズは20インチが標準。オプションで22インチのものも用意される。
ホイールサイズは20インチが標準。オプションで22インチのものも用意される。拡大
ボディーカラーは「サテンスティールメタリック」と「ステラーブラックメタリック」から選択可能だ。
ボディーカラーは「サテンスティールメタリック」と「ステラーブラックメタリック」から選択可能だ。拡大
「バリアブル・リジェン・オン・デマンド」の感圧パドル。
「バリアブル・リジェン・オン・デマンド」の感圧パドル。拡大
ボディーカラーは「サテンスティールメタリック」と「ステラーブラックメタリック」から選択可能だ。
ボディーカラーは「サテンスティールメタリック」と「ステラーブラックメタリック」から選択可能だ。拡大

価格は5万9990ドルから

キャデラック・リリックはGM独自の電動プラットフォームをベースに開発された、SUVタイプのEVである。パワートレインの最高出力は340PS、最大トルクは440N・m。12個のモジュールで構成されたバッテリーパックの容量は100kWhで、300マイル(約483km)以上の一充電走行可能距離を実現しているという。

また190kWの高速直流(DC)急速充電にも対応しており、10分の充電で約76マイル(約122km)走行距離を伸ばすことが可能。家庭での充電でも、19.2kWの充電モジュールを使用すれば1時間で最大52マイル(83km)走行できる分の電力をバッテリーに蓄えることができる。

ドライビングに関しても新しい試みを取り入れており、アクセルペダルの操作のみで加減速や制動を可能とする「ワンペダルドライビング」に加え、GMが独自に開発した回生ブレーキシステム「Variable Regen on Demand(バリアブル・リジェン・オン・デマンド)」を採用。ドライバーはステアリングホイールに備わる感圧パドルを使い、減速や制動を制御できるという。

キャデラック最新の機能・装備も同車の特徴で、ハイウェイなどにおける完全ハンズフリー運転支援システム「スーパークルーズ」や、対角33インチの最新型大型LEDディスプレイ、車内の静粛性を高める次世代アクティブノイズキャンセレーションシステム、ヘッドレストスピーカーを含む19個のAKGスタジオ製スピーカーオーディオシステムなどを採用。スマホを活用したKeyPassデジタル車両管理アプリも用意している。

2023年モデルのリリックの価格は、5万9990ドル(約650万円)から。2021年9月に全米で注文受け付けを開始し、2022年前半から販売を開始するとしている。生産については、テネシー州スプリングヒル組立工場において2022年第1四半期に開始される予定だ。

なお、ゼネラルモーターズ・ジャパンはリリックの日本導入について、あらためて時期を発表するとしている。

(webCG)

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