水素エンジンのレーシングカーがスーパー耐久の公式テストに出走

2021.04.30 自動車ニュース
富士スピードウェイでテスト走行に臨む、ROOKIE Racingの水素エンジン搭載マシン。
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ROOKIE Racingは2021年4月28日、富士スピードウェイで実施されたスーパー耐久シリーズの公式テストにおいて、水素エンジンを搭載したレーシングカーを披露・出走させた。

 
水素エンジンのレーシングカーがスーパー耐久の公式テストに出走の画像拡大
 
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水素エンジンの動作イメージ。発展途上の技術だからこそ、過酷なモータースポーツの場に投入することには、本当の限界がわかるメリットがあるという。
水素エンジンの動作イメージ。発展途上の技術だからこそ、過酷なモータースポーツの場に投入することには、本当の限界がわかるメリットがあるという。拡大

楽しさとエコを両立

この水素エンジン車は、カーボンニュートラルなモビリティー社会の実現に向けて、トヨタ自動車が技術開発を進めているもの。同社は水素を化学反応させて得られた電力で走る燃料電池車(FCV)「ミライ」を販売しているが、今回のレーシングカーは水素を燃焼させる。基本的な燃焼プロセスは、従来のガソリンエンジン車と変わらない。

ごく微量のエンジンオイル燃焼分を除けば、走行時に発生するCO2はゼロ。音や振動を含めた「クルマを操る楽しさ」の要素がありながら、優れた環境性能と両立できる内燃機関として期待されている。

マシンの車体は「トヨタ・カローラ スポーツ」がベース。フロントには「GRヤリス」に採用されている1.6リッター直3ターボの燃料供給系や噴射系などを変更した水素エンジンを、車体後半にはミライ用の水素タンクを4本搭載する。

ROOKIE Racingのチームオーナー兼ドライバーである豊田章男 トヨタ自動車社長はこの取り組みについて、「カーボンニュートラル時代もモータースポーツが市民権を得て、みんなが楽しめる場をつくることも、自動車業界のひとりとして大切なことだと思い決定した」などとコメント。5月21日~23日の日程で行われる24時間レースには、自身もドライバーのひとりとして参戦する予定となっている。

(webCG)

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