最高出力544PSの「ベントレー・フライングスパー ハイブリッド」がデビュー
2021.07.08 自動車ニュース![]() |
英ベントレーモーターズは2021年7月6日(現地時間)、ラグジュアリーサルーン「フライングスパー」のプラグインハイブリッドモデル「フライングスパー ハイブリッド」を発表した。
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今回のベントレー・フライングスパー ハイブリッドは、最高出力416PSの2.9リッターV6ガソリンエンジンと同136PSの電気モーター、外部充電が可能な容量14.1kWhのリチウムバッテリーなどからなるハイブリッドパワートレインを搭載。
システム最高出力は、先に登場した「ベンテイガ ハイブリッド」よりも95PSアップとなる544PSで、同最大トルクは750N・mを発生する。ベントレー車のなかで最も燃費効率に優れ、満タンで700km以上の走行が可能だとアナウンスされている。
フライングスパー ハイブリッドには、「EVドライブモード」「ハイブリッドモード」「ホールドモード」という3種類の「Eモード」が用意されている。走行モードを選んでドライバー自身がバッテリーの使用を管理できるほか、バッテリー残量の自動管理機能も備わっている。
クルマの電源を入れるとすぐにEVドライブモードになり、可能な限り電気だけで走行するように設定されている。これは都市部や短距離の移動に最適なモードとされ、電気のみで約40kmの走行が行える。
ハイブリッドモードは、インテリジェントなナビゲーションシステムのデータに基づき、効率性と航続距離を最大限に引き出し走行するというもの。同モードは長距離ドライブ向きで、ナビゲーションシステムに入力された目的地への走行ルートに従いながら、Eモードの予測機能とエンジンの惰性回転を利用。走行シーンごとに適切なドライブモードを自動的に選択し、バッテリーの電力を最も効率的に利用するための計算が絶えず行われる。目的地に到着した時点でバッテリー残量がゼロになるように自動計算することで、総合効率が最大限に向上するという。
ホールドモードはエンジンと電力がバランスよく使い分けられ、必要なときに電力で走行できるように高圧バッテリーの充電量が維持される。
エクステリアにおいては、フロントフェンダー下部の「Hybrid」バッジ、車両後部の楕円(だえん)形4本出しテールパイプ、左側リアフェンダーのカバー付きユニバーサル充電ポートなどが同車特有の装備となる。ホイールは20インチサイズが標準で、21インチ/22インチサイズもオプションアイテムとして用意されている。
インフォテインメント画面では、充電タイマーの設定が行えるほか、航続可能距離やバッテリー残量、充電などEV走行に関する情報も表示される。同情報は、インストゥルメントパネルやヘッドアップディスプレイにも表示できる。
ボディーカラーは7色が標準設定されるほか、60色以上のオプションカラーや、ベントレーのビスポーク部門「マリナー」に自分だけの外装色をオーダーすることもできる。
価格は2420万円。2021年夏以降に受注が開始され、日本でのデリバリー開始は2022年第2四半期を予定している。
(webCG)