ポルシェ・タイカン4S(前編)

2021.07.25 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「ポルシェ・タイカン」に試乗。箱根のワインディングロードで山野が感じ取ったのは、クルマとしての出来栄えもさることながら、既存のモデルとの共通性を強く感じさせるポルシェならではのつくり込みだった。

走りの印象が911と同じ

ポルシェ・タイカンは、言わずと知れた同社初のピュアEVである。最近の言い方に倣うなら、内燃機関に頼らずバッテリーからの電力のみで走るBEVだ。

日本市場におけるグレードは4種類。前後にモーターを配した4WDモデルが「ターボS」(2468万円)と「ターボ」(2037万円)、そして「4S」(1462万円)。リアアクスルにのみモーターを備えた後輪駆動モデルが「タイカン」(1203万円)である。

もちろん“ターボ”の名称は高い動力性能を示す象徴的なもの。商売上手なポルシェの常として、電気自動車においてもきめ細やかな差別化が図られる。例えば0-100km/h加速は高いグレードから順に2.8秒、3.2秒、4.0秒、そして5.4秒といった具合。リチウムイオンバッテリーの容量も、上位モデルでは93.4kWh、下位2モデルでは79.2kWhが標準となる。

今回、山野哲也に試乗してもらったのは、4駆のベーシックモデルであるタイカン4S。ベーシックとはいえ、通常時が435PS、オーバーブースト時には530PSというシステムパワーを誇るモンスターEVである。さらに試乗車はオプションの「パフォーマンスバッテリープラス」(93.4kWh)によって、通常時が490PS、オーバーブースト時が571PSにまで強化されていた。

早速第一印象を語ってもらおう。

山野:とてつもない安定感! 世界の道を知り尽くしているポルシェならではの走りです。

 
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