新型「レクサスLX」の国内販売がスタート 全3グレードで展開

2022.01.12 自動車ニュース
レクサスLX600
レクサスLX600拡大

トヨタ自動車は2022年1月12日、レクサスブランドの最上級SUV「LX600」を発売した。

ボディーサイズは先代と大きくは変わらない。2850mmのホイールベースは同寸となっている。
ボディーサイズは先代と大きくは変わらない。2850mmのホイールベースは同寸となっている。拡大
4座仕様の「LX600“エグゼクティブ”」以外は、5人乗り仕様と7人乗り仕様(写真)が用意される。
4座仕様の「LX600“エグゼクティブ”」以外は、5人乗り仕様と7人乗り仕様(写真)が用意される。拡大
上質なレザーで仕立てられたインテリア。センターコンソールには、12.3インチと7インチのモニターが並ぶ。
上質なレザーで仕立てられたインテリア。センターコンソールには、12.3インチと7インチのモニターが並ぶ。拡大
「LX600“エグゼクティブ”」の室内。後席は独立型の2座になっており、最大48度のリクライニング機構や「シャワー空調機能」などが備わる。
「LX600“エグゼクティブ”」の室内。後席は独立型の2座になっており、最大48度のリクライニング機構や「シャワー空調機能」などが備わる。拡大
国内専用グレードの「LX600“オフロード”」。新型LXのなかでも特にオフロード性能が高められている。
国内専用グレードの「LX600“オフロード”」。新型LXのなかでも特にオフロード性能が高められている。拡大

オンでもオフでも圧倒

最新世代のLXは、レクサスブランド初のSUVとして北米で1996年に誕生した初代から数えて4代目。国内デビューに先立ち、2021年10月に中東のアラブ首長国連邦およびサウジアラビア王国で世界初公開された。新型も過去のモデルと同様に、基本メカニズムの多くを同世代の「トヨタ・ランドクルーザー」と共有。そのうえで、レクサスならではの上質なデザインや走りが追求されている。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=5100×1990×1885mmで、先代にあたる「レクサスLX570」に比べ、20mm長く、10mm幅広く、25mm低くなっている。ホイールベースは2850mmで先代のものと同寸。デザインのうえでは、7組のフローティングバーからなる大型のスピンドルグリルや大径鍛造22インチアルミホイールなどが特徴で、本格オフローダーとしての走破性に見合った圧倒的な存在感が演出されている。

一方インテリアは、程よい包まれ感が得られるコックピットや、同乗者が安心感・くつろぎ感を得られる車内空間が目指されている。高品質なセミアニリンレザーの仕立てや、12.3インチと7インチの上下2画面からなる、レクサス初の「デュアルディスプレイ」もセリングポイントのひとつだ。

ラインナップ中、ベーシックグレードにあたる「LX600」と、悪路走破性を高めた「LX600“オフロード”」には、2列シートの5人乗り仕様と、3列シートの7人乗り仕様が設定される。LX600“オフロード”は国内専用グレードで、3つのデフロック機構(フロント/センター/リア)と偏平率の高い18インチタイヤなどを装備。マットグレー塗装のホイールやブラック塗装のホイールアーチモール、ダークメタリック塗装を施したフロントグリルなど、独自のドレスアップも特徴となっている。

新型LXにはこのほか、後席を独立型の4座仕様とし快適性を高めた「LX600“エグゼクティブ”」グレードも用意される。同グレードの後席は最大48度のリクライニングが可能で、最大1000mmものレッグスペースをつくり出せるほか、専用の読書灯やオーディオシステム、後席乗員を包み込むような「シャワー空調機能」なども備わる。「鷹羽(たかのは)」と名づけられた、寄せ木細工のオーナメントパネルも特徴的なディテールのひとつだ。

排気量をダウンサイジングしつつ、パワーとトルクをアップさせた新型「LX」。燃費はWLTCモードで8.0~8.1km/リッターとなっている。
排気量をダウンサイジングしつつ、パワーとトルクをアップさせた新型「LX」。燃費はWLTCモードで8.0~8.1km/リッターとなっている。拡大
新型「LX」には、盗難を防止するための指紋認証スタートスイッチ(レクサス初)が備わる。
新型「LX」には、盗難を防止するための指紋認証スタートスイッチ(レクサス初)が備わる。拡大
センターコンソールのスイッチ類は、目視しなくても指先の感触だけで直感的に操作できるデザインが採用されている。
センターコンソールのスイッチ類は、目視しなくても指先の感触だけで直感的に操作できるデザインが採用されている。拡大
7人乗り仕様の「LX600」で、後席を倒し荷室を最大化した状態。ゴルフバッグは5つ収納できる。
7人乗り仕様の「LX600」で、後席を倒し荷室を最大化した状態。ゴルフバッグは5つ収納できる。拡大
登坂可能な角度は45度。安定して走行できる左右方向の傾斜は44度で、最大渡河深度は700mmと公表される。
登坂可能な角度は45度。安定して走行できる左右方向の傾斜は44度で、最大渡河深度は700mmと公表される。拡大
新型「レクサスLX」には、さまざまな走行モードに加えて、路面状況に応じて自動で走行特性を最適化する「AUTO」モードも用意される。
新型「レクサスLX」には、さまざまな走行モードに加えて、路面状況に応じて自動で走行特性を最適化する「AUTO」モードも用意される。拡大

より軽く よりパワフルに

車両構造については、耐久性に優れるボディー・オン・フレーム方式としつつ、新型ランドクルーザーと共通の「GA-Fプラットフォーム」を採用。コンピューター解析を駆使してボディーの高剛性化を図る一方で、すべてのドアパネルとボンネット、ルーフをアルミニウム化するなどし、車両全体で約200kgもの軽量化を実現した(車重はグレードにより2540~2600kg)。

パワートレインは、先代の5.7リッター自然吸気V8エンジン(最高出力377PS、最大トルク534N・m)に代えて、アウトプットで勝る3.4リッターV6ツインターボエンジン(同415PS、同650N・m)を搭載。トランスミッションはトルコン式の10段ATで、駆動方式は副変速機付きのフルタイム4WDとなっている。

足まわりはフロントにハイマウントダブルウイッシュボーン式を採用。サスペンションジオメトリーとばね定数を最適化し走行安定性と快適性を高次元で両立させた。リアは先代と同じトレーリングリンク車軸式を踏襲。リバウンドストロークは20mm拡大し、優れた路面追従性と悪路走破性を実現したという。また最新の「AHC(アクティブ ハイトコントロール サスペンション)」と「AVS(アダプティブ バリアブル サスペンションシステム)」も搭載することで、ラダーフレームを持つタフな車両でありながらオンロードでも優れたコントロール性を発揮できるとアピールされる。具体的な悪路走破スペックは先代と同等で、対地障害角(アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークオーバーアングル)と最大安定傾斜角は44度、登坂能力は45度、最大渡河深度は700mmとなっている。

オフロード走行時のサポート機能も進化しており、走行モードに応じて駆動力やサスペンション、ブレーキ油圧などを統合制御する「マルチテレインセレクト」には、「DIRT」「SAND」「MUD」「DEEP SNOW」「ROCK」に加え、路面状況に応じてシステムが自動で走行特性を最適化する「AUTO」モードも用意。マルチテレインセレクトの作動範囲そのものも、副変速機がローレンジ(L4)のときだけでなく、ハイレンジ(H4)のときにも利用できるよう拡大されている。

価格は以下のとおり。ボディーカラーは、グレー系の「マンガンラスター」をはじめ、全6色が用意される。

  • LX600(5人乗り/7人乗り):1250万円
  • LX600“オフロード”(5人乗り/7人乗り):1290万円
  • LX600“エグゼクティブ”(4人乗り):1800万円

(webCG)

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