フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(前編)

2022.02.17 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 高性能ハッチバックの代名詞的存在として知られる「フォルクスワーゲン・ゴルフGTI」。その最新モデルに触れたレーシングドライバー谷口信輝は、まずどんなところが気になった?
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ドライバーはヤル気になる

今回、谷口信輝に試乗してもらったのは、フォルクスワーゲン・ゴルフ8のスポーツグレード、GTIである。

1975年に初代が誕生したゴルフGTIは、多用途性とスポーツ性を兼ね備えたホットハッチとして好評を博し、やや古いデータながら2019年末までに累計230万台以上を販売したロングセラー。“走り屋”代表の谷口にとって注目のモデルであることは間違いない。
「おお、なんかメーターまわりはフルデジタルだし、シフトセレクターはこんなに短いレバーになっているし、なかなか先進的でかっこいいデザインですねえ。ステアリング裏のシフトパドルがまるでスイッチみたいに小さいのが気になるけれど、いまのところ全般的には好印象です」

そしてシート地にはおなじみのチェック柄が採用されている。
「そうそう、ゴルフGTIといえば、やっぱりこのチェック柄ですよね」

 われらが谷口もゴルフGTIの伝統には精通しているようだ。
「うん、掛け心地もいいですよ。サイドサポートも悪くないし、運転するには楽そうですね」

せっかくなので、そのまま後席に移ってもらうことにしよう。
「さすがにヒザは運転席のシートバックに軽く触れていますが、その素材がソフトだから窮屈な感じはしません。背もたれの角度はやや立ち気味だけれど、これも問題なし。それより、フロントシートがヘッドレスト一体式で、後席からだと前があんまりよく見えないのはうれしくないかも。視覚的にちょっと狭苦しい感じがするし、クルマに弱い人だと酔っちゃうかもしれませんね」

 
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