中国BYDが日本の乗用車市場に参入 2023年に3モデルの新型EVを導入
2022.07.21 自動車ニュース![]() |
中国BYDの日本法人であるBYDジャパンは2022年7月21日、日本の乗用車市場に参入し、2023年より電気自動車(EV)3車種を順次導入すると発表した。
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2025年までに100店舗のディーラー網構築を目指す
BYDは、ITエレクトロニクス事業や自動車事業、新エネルギー事業、都市交通事業などを手がける中国のグローバル企業である。自動車関連ではEVやプラグインハイブリッド車(PHEV)の大手として知られており、世界70の国と地域で事業を展開。2021年には前年比220%増の、約60万4000台のEVおよびPHEVを販売している。
日本では2005年にBYDジャパンを設立し、EVバスやEVフォークリフトなどを販売。このたび乗用車市場への参入を決定し、2022年7月4日付で乗用車の販売および関連サービスを手がける子会社、BYDオートジャパンを設立した。販売に際しては、各地の自動車販売会社と協力して全国にディーラーネットワークを構築する予定で、2025年までに100店舗の展開を目指すとしている。
導入予定のモデルは以下の3車種で、いずれもBYDが独自開発したリン酸鉄リチウムイオンバッテリー「ブレードバッテリー」を搭載した、EVプラットフォーム「e-Platform 3.0」をベースとするEVである。
「ATTO 3(アットスリー)」
2022年2月に中国で発売されたスタイリッシュなコンパクトSUV。取り回しのしやすいボディーサイズでありながら、広い車内空間と440リッターのラゲッジスペースを実現したとされる。日本発売時期は2023年1月の予定で、2022年11月頃には価格等が発表されるという。
全長×全幅×全高:4455×1875×1615mm
ホイールベース:2720mm
車両重量:1750kg
駆動方式:FWD
最高出力:204PS(150kW)
最大トルク:310N・m
電池容量:58.56kWh
一充電走行距離:485km(WLTCモード)
「DOLPHIN(ドルフィン)」
海からインスピレーションを得たという内外装デザインが特徴のコンパクトカーで、中国では2021年8月に発売された。「スタンダード」と「ハイグレード」の2グレードがラインナップされる予定で、ともに交通標識認識システムや誤発進抑制機能などの安全装備が搭載されるという。日本導入は2023年の中頃を予定。
全長×全幅×全高:4290×1770×1550mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:--kg
駆動方式:FWD
最高出力:スタンダード 95PS(70kW)/ハイグレード 204PS(150kW)
最大トルク:スタンダート --N・m/ハイグレード --N・m
電池容量:スタンダード 44.9kWh/ハイグレード 58.56kWh
一充電走行距離:スタンダード 386km/ハイグレード 471km(WLTCモード)
「SEAL(シール)」
ドルフィンと同じく、海からインスピレーションを受けたというデザインが特徴の上級セダン。2022年5月に発表されたばかりの最新モデルで、日本では2023年下半期に導入される予定。
全長×全幅×全高:4800×1875×1460mm
ホイールベース:2920mm
車両重量:--kg
駆動方式:スタンダード RWD/ハイグレード AWD
最高出力:スタンダード 313PS(230kW)/ハイグレード フロント218PS(160kW)+リア313PS(230kW)
最大トルク:スタンダード --N・m/ハイグレード フロント--N・m+リア--N・m
電池容量:82.56kWh
一充電走行距離:555km(欧州WLTPモード)
(webCG)