【ニューモデル情報】 MINIエースマン
電動MINIのコンセプトモデル「MINIコンセプト エースマン」がワールドプレミア 2022.07.28 アウトビルトジャパン こうして、MINIは私たちをも充電したいのだ。「MINIエースマン」には感動がある。MINIエースマンは、クールなディテールを持つ遊び心のあるBEVクロスオーバーだ。われわれは最初のチェックを行った。※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
ちっぽけなクルマには見えない
このMINIはあなたにほほ笑みかけ、あなたはすぐに「おい、お前は俺の友達だ!」と感じるだろう。『AUTO BILD』がそんな新型エースマンと初デート! 新型はまだ開発中のスタディーモデルだが、チーフデザイナーは「ほぼこのまま来る!」と言っている。
オリバー・ハイルマー(47歳)は、MINIのデザイン部長として、いま手一杯の状態である。2024年には新しい電動プラットフォームを採用した3ドアモデルが発売され、その少し後に、このエースマンが発売される予定だからだ。「MINIカントリーマン」の全長が4.40mに伸びるから、そんな4mハイシートの5ドアにも余裕があるのだ。正確には、MINIエースマンは全長4.05m、全幅1.99m、全高1.59mである。しかし、このクロスオーバーは、ちっともちっぽけなクルマ(=ミニ)には見えない。
拡大 |
新型MINIの切り札はサステイナビリティー
立派に見える理由は、20インチのホイールと、印象的なコーナーとエッジによるものだ。コーナーに沿ったクールなホイールアーチ、タイトなオーバーハングを見てほしい。それくらい、印象は強いのだ! 中も広い。電動キット、バッテリーは床下、小さなエンジン、それらは特に足のためのスペースを提供する。
将来的には、MINIでも、レザーやクロームを使わず、サステイナブルにやっていきたいと考えている。エースマンの中で、まるで注目を集めるための叫びのように生地を演出するのだ。手芸店で端切れを買ってきたのだろう。とにかくシートはパッチワークのようなもの。ハンドルは編み物のよう。ダッシュボードは布で覆われている。そのように、MINIが改革していることはとても新鮮だ。
拡大 |
ドライバーへのあいさつは丁寧に
それなのに、まったく変わらない部分もある。ステアリングの後ろにあるスピードメーターを見るのではなく、昔と同じように真ん中にあるデジタルディスプレイ、そしてその下には、ショートコマンド用のスイッチバーを設置している。パーキングブレーキの操作、ドライブのオン/オフ、ギアの選択、ラジオの音量調整などだ。有機ELを用いた画面は、ドアパネルに至るまで、ダッシュボード全体にナビゲーション情報や個人画像を表示することも可能となっている。
車両のロックを解除すると、グリルのLEDがユニオンジャックのグラフィックになり、右のヘッドライト(これもLED)でオーナーにウインク。ドアを開けると、入り口付近のフロアにカラフルなグラフィック画像が投影される。中央の丸型ディスプレイには、放射状に「カラーバースト」が表示され、さらにルーフライニングからダッシュボードとドアパネルに向けても同様の多色投影が行われる。そして「Hey Friend」と表示される。走りだす前からエクステリアとインテリアを流れるように移行する光と音の総合的な体験が得られるというわけだ。
結論
このようなものは、MINIからしか生まれない。MINIエースマンは、トータルカスタマイズ、デジタルオールラウンダーという素晴らしい才能を持った小さなハイシートになる。4mという大きさは時代に合っているが、価格は決して安くはないだろう。
(Text=Andreas May/Photos=BMW Group)

AUTO BILD 編集部
世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット!
-
【ニュース】高性能を誇るBMWのラグジュアリーエステート「M5ツーリング」が復活! その魅力とは? 2024.9.6 高性能サルーン新型「BMW M5」に続き、そのワゴンバージョンたる新型「M5ツーリング」が登場。ユーティリティーからスリルまで幅広いニーズをパーフェクトに満たす“スーパーワゴン”とは、どんなクルマなのか?
-
MINIクーパーSE(FWD)【海外試乗記】 2024.8.21 電気自動車でも内燃機関車でも、常に「クーパー」と呼ばれるようになった新型MINIのハッチバック。価格にデザイン、パワーユニット、装備、そしてドライビングテストリポートと、新しくなったMINIクーパーの全情報をお届けする!
-
スズキ・スイフト(FF/5MT)【海外試乗記】 2024.8.20 世界で900万台以上が販売されてきた大人気モデル「スズキ・スイフト」。7代目となる新型は、海外でどのように評価されているのか? これまでの成功をさらに発展させることを目指し、スズキが投入した小さな巨人に、『AUTO BILD』のスタッフが試乗した。
-
スマート#1ピュア(RWD)/#1ブラバス(4WD)【海外試乗記】 2024.8.20 続々とラインナップを拡大している、スマートブランドのフル電動SUV「スマート#1」とはどんなクルマなのか? その価格とデザインからパワーユニット、イクイップメント、試乗した印象まで、すべての情報をお届けしよう。
-
【ニュース】電動ルノー・トゥインゴの最新情報 2024.8.15 ルノーの電気自動車(BEV)を手がける新会社アンペアが、2025年にコンパクトBEVとして「トゥインゴ」を復活させる。初代トゥインゴを想起させるデザインや価格、そしてパワーユニットまで、現時点でのすべての情報をお届けする。
-
NEW
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。




