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BEST BUY 2023 | DRIVE RECORDER

最新のドライブレコーダー 2022.12.14 Gear Up! 2023 Winter 生方 聡 万が一に備えるアイテムだけに、ドライブレコーダーはなるべく高機能かつ安心感のある商品を選びたいものだ。ケンウッドとTCL、カーメイトの最新モデルなら、その答えが見つかるかもしれない。
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ケンウッド DRV-MR870
オープン価格(市場想定価格:4万4000円)

長期3年間製品保証で安心感が向上

万一の事故の記録やあおり運転から身を守るため、依然としてドライブレコーダーへの関心は高い。しかも、確実に映像を記録する高性能化や長時間の記録性能、安全運転をサポートする機能など、高性能・多機能のドライブレコーダーを求めたいという人が増えている。そんな要望に応えてくれるのが、ケンウッドの2カメラドライブレコーダー、DRV-MR870である。

前後同時録画の2機のカメラに高性能デバイスを搭載。カメラにはF1.6の明るいレンズを搭載し、さらに高感度CMOSセンサー「STARVIS」を採用することで、夜間や暗いトンネル内でも、明るく鮮明な映像を記録できる。明暗差が大きな場面でもHDR機能により“白とび”や“黒つぶれ”を抑えてくれるのも安心だ。CMOSセンサーは約500万画素のものを採用し、フルハイビジョンの約1.8倍の高解像度のWQHD3.7メガ記録モードにより鮮明な映像を実現している。リアのスモークガラスの濃さに合わせて録画映像の明るさを調整できる「スモーク シースルー」も便利な機能だ。

最大128GBのmicroSDカードを2枚同時に装着できる「microSDカードダブルスロット」を採用するのも、DRV-MR870の見どころのひとつ。常時録画の映像を長時間撮っておくことができるほか、低フレームレート記録モードを選べば、最大約100時間の長時間録画が可能だ。

あおり運転への対応も万全。後方から急接近する車両や蛇行運転を行う車両を自動で判断し検知する「AIセンシング」機能を搭載。あおり運転の車両が現れたときには、ドライバーに警告音と画面表示で知らせるとともに、自動的に上書きされないイベントフォルダに録画映像が保存されるから安心だ。加えて、前方の車両への接近を知らせる前方衝突警告や車線逸脱警告、発進遅れ警告など、安全なドライブをサポートする運転支援機能が充実している。

別売りの車載電源ケーブルを使用することで、駐車中の録画にも対応。DRV-MR870ではバッテリーへの負担を抑えることで、24時間365日の長時間駐車録画に対応するのが頼もしい。

さらに、このDRV-MR870にはケンウッドのドライブレコーダーとして初めて3年間の長期製品保証が付けられ、長期にわたり安心してDRV-MR870の高性能を使用し続けることを可能としている。

(文=生方 聡)

【スペック】

  • 撮影画素:前後 2560×1440(WQHD)
  • 撮像素子:前後 STARVIS CMOSセンサー(約500万画素)
  • レンズ画角:前後 水平115度、垂直63度、対角134度
  • フレームレート:29.1、9.7、3.2fps
  • 後方録画:あり
  • 駐車監視:あり
  • HDR:あり
  • モニター:2.7V型フルカラーTFT液晶
  • 記録媒体:microSDカード(32GB microSD同梱)

お問い合わせ:JVCケンウッド
0120-2727-87

 
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ケンウッド・ドライブレコーダーとしては初の3年間長期保証が付いた2カメラタイプの「DRV-MR870」。フルハイビジョンの約1.8倍となるWQHDでの3.7メガ録画で鮮明な記録画像を残せる。
ケンウッド・ドライブレコーダーとしては初の3年間長期保証が付いた2カメラタイプの「DRV-MR870」。フルハイビジョンの約1.8倍となるWQHDでの3.7メガ録画で鮮明な記録画像を残せる。拡大
500万画素のソニー製STARVIS CMOSセンサーを採用。F1.6のレンズと合わせてクリアな映像を実現。
500万画素のソニー製STARVIS CMOSセンサーを採用。F1.6のレンズと合わせてクリアな映像を実現。拡大
前後2カメラにHDR機能を採用することで、明暗差が激しい場所での白とびや黒つぶれを抑えた。
前後2カメラにHDR機能を採用することで、明暗差が激しい場所での白とびや黒つぶれを抑えた。拡大
フロントと同等のスペックを誇るリアカメラ。異常接近や蛇行運転なども鮮やかな映像でキャッチするとともに、ドライバーに警告を促して危険を未然に防ぐ。
フロントと同等のスペックを誇るリアカメラ。異常接近や蛇行運転なども鮮やかな映像でキャッチするとともに、ドライバーに警告を促して危険を未然に防ぐ。拡大
スモークタイプのリアウィンドウでもガラス色の濃さに合わせて録画映像の明るさを調節できる機能が付く。
スモークタイプのリアウィンドウでもガラス色の濃さに合わせて録画映像の明るさを調節できる機能が付く。拡大
後方からの急接近車等を自動で検知してドライバーに知らせながら録画を開始するAIセンシング機能が備わる。
後方からの急接近車等を自動で検知してドライバーに知らせながら録画を開始するAIセンシング機能が備わる。拡大

TCL Smart Reco PERFECT 4
実勢価格:8万3490円

前後左右4つのカメラで死角なし

Smart Reco(スマートレコ)は、輸入車ブランドが純正アクセサリーとしても採用する高機能ドライブレコーダー。スマートレコ パーフェクト4はその最高峰で、前後左右の4カメラでクルマの周囲360度を捉える、日本初のモデルとなる。

あおり運転や側面衝突を捉えるために360度ドライブレコーダーは存在するが、ルームミラーの位置から撮影するために車内を通した映像しか撮影できず、車外の映像を捉えきれないという弱点がある。そこで、360度カメラに加えて前後カメラを設置するドライブレコーダーが増えてきたが、さらに確実に死角のない映像を記録するため、スマートレコ パーフェクト4では、4個のフルHDカメラで前後左右を同時に記録する方式を採用した。

これにより、前後だけでなく、側面衝突やすり抜け時の事故、ドアの開閉によるボディーの凹みといった状況を鮮明に捉えることが可能になった。

サイドカメラはリアクォーターガラスやリアドアガラスなどに設置。いっぽう、フロントカメラは、本体をカメラと分離したことで、前方視界を妨げない小型化を実現した。

本体には、国内最大級の大型3.5インチのタッチパネルを搭載し、設定や映像の確認が可能。本体のUSBポートにWi-Fiアダプターを取り付けることで、スマートフォンへの動画転送も可能。事故映像だけでなく、ドライブシーンをSNSなどで簡単に共有することも可能だ。

自宅近くに駐車場がある場合、駐車中のイベントを自宅のWi-Fiルーターを経由してスマートフォンに通知する機能もユニーク。本体1台につき最大3台のスマートフォンに通知する。

駐車監視モードの録画方式は、モーション/イベント録画と長時間(タイムラプス)録画、超低電力録画の3つの方式を用意。スマートレコ パーフェクト4をスリープモードにすることで消費電力を従来の60分の1に抑え、衝撃を検知した場合には即座に起動して駐車監視を行う。駐車監視モード時にUSBモバイルバッテリーを利用することも可能。これにより車両のバッテリー消費を気にすることなく、駐車監視モードを続けることができる。

あおり運転の防止に有効なのが、「あおりブロッカー」。運転中にリアカメラのブルーのLEDを点灯することで、後続車に録画中であることをアピールする。駐車時にはブルーのLEDが点滅し、車上あらしやいたずら防止にも役立つ。

このようにさまざまな便利な機能で愛車を守るスマートレコ パーフェクト4。ドライブレコーダーの新しいかたちがここにある。

(文=生方 聡)

【スペック】

  • 撮影画素:前後左右 1920×1080(4CH-FHD)
  • 撮像素子:前後左右 STARVIS CMOSセンサー(カメラはすべて約200万画素。後方カメラのみSTARVIS未対応)
  • レンズ画角:前 水平105度、垂直54度、対角130度、後方 水平112度、垂直60度、対角135度、サイド 水平138度、垂直70度、対角168度
  • 左右・後方録画:あり
  • 駐車監視:あり
  • HDR:前方のみあり
  • モニター:3.5インチ液晶
  • 記録媒体:microSDカード(64GB microSD同梱)

お問い合わせ:TCL
0561-67-5511

4つのフルHDカメラで車両の周囲をくまなく監視・録画することを可能としたスマートレコ パーフェクト4。本体はタッチパネル式3.5インチモニターを有しており、取り外して車外での映像確認も可能。
4つのフルHDカメラで車両の周囲をくまなく監視・録画することを可能としたスマートレコ パーフェクト4。本体はタッチパネル式3.5インチモニターを有しており、取り外して車外での映像確認も可能。拡大
4つのカメラはいずれもコンパクトで視界を妨げない。歪(ゆが)みの少ない鮮明な画像で車両のナンバー識別能力も高いのが特徴。スマートフォンでの確認やイベント通知も可能だ。
4つのカメラはいずれもコンパクトで視界を妨げない。歪(ゆが)みの少ない鮮明な画像で車両のナンバー識別能力も高いのが特徴。スマートフォンでの確認やイベント通知も可能だ。拡大
 
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カーメイト d'Action 360D DC3600R
オープン価格(市場想定価格:4万7500円)

360度+1カメラでも前方ナンバーをクリアに記録

カーメイトのd'Action 360(ダクション360)は、車両の周囲・車内を切れ目なく録画する360度ドライブレコーダー。360度カメラにより、車両の前方だけでなく後方や側方、室内の様子を記録することで、事故の様子はもちろんのこと、あおり運転や幅寄せ、急な割り込みなどをシームレスに捉えるのが特徴だ。フラッグシップモデルのd'Action 360D DC4000Rでは、A(アラウンド)、R(リア)、F(フロント)の3カメラにより、前後車両に加えて、後方や側方、室内の様子をしっかりと記録する「ARF」を実現。このARFこそ、カーメイトが提案するドライブレコーダーの新しい基準である。そのコンセプトを継承し、ふたつのカメラでARFコンセプトをより低価格で実現したのが、d'Action 360D DC3600Rだ。

DC3600Rにはフロントのメインカメラとリアカメラが搭載され、メインには大型ガラスレンズの360度カメラを採用する。映像は360度録画されるとともに、車両前方部分を1920×1080ピクセルで切り出すことで、ナンバープレートや前方の様子をクリアに記録する「デュアルレック」を実現する。これにより、従来の360度ドライブレコーダーが苦手とする前車のナンバープレートの認識性能を強化したのである。

メインカメラ部には、2.4インチの液晶モニターが搭載され、映像の確認やドライブレコーダーの設定が簡単に行える。また、無線LAN機能によるスマートフォンとの連携が可能。さらに、専用のHDMIケーブルを利用することで、HDMI入力のあるカーナビやディスプレイオーディオの大画面で、記録した映像のみならず、リアルタイムでカメラの映像を確認することが可能となる。

いっぽう、リアカメラは夜間やスモークガラスなど厳しい撮影に対応する高感度CMOSセンサーSTARVISを搭載している。

記録された映像は、全天周とフロント+リアの2トラックがひとつのMOVファイルとして記録され、専用のスマートフォンアプリやPCソフトを利用することで、それぞれを個別に確認できる。

オプションを装着することで、最大2週間の長時間監視が可能。エンジンオフ後30分間は常時録画を行う駐車常時録画も搭載している。ARFコンセプトだけに、駐車中の車両の全方位をしっかりと記録してくれるのはとても心強く、走行時も駐車時も高い安心感が得られるのが、d'Action 360D DC3600Rの魅力といえる。

(文=生方 聡)

【スペック】

  • 撮影画素:フロント 1920×1080(200万画素)、360度 960×960(90万画素)、リア 1920×1080(200万画素)
  • 撮像素子:メイン ソニー製 CMOSセンサー(約2068万画素)
  • レンズ画角:メイン 水平360度、垂直220度
  • 後方録画:あり
  • 駐車監視:オプション
  • HDR:あり
  • モニター:2.4インチ液晶
  • 記録媒体:microSDカード(32GB microSD同梱)

お問い合わせ:カーメイト
03-5926-1212

 

 

 
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フロントの360度カメラにデュアルレック機能を搭載することにより、360度録画と同時に車両前方を鮮明に録画することを可能にした。記録画像は2.4インチ液晶モニターで簡単に確認できる。なお、このDC3600Rは先頃米国で発表された国際的賞「CES2023 Innovation Awards」を受賞した。
フロントの360度カメラにデュアルレック機能を搭載することにより、360度録画と同時に車両前方を鮮明に録画することを可能にした。記録画像は2.4インチ液晶モニターで簡単に確認できる。なお、このDC3600Rは先頃米国で発表された国際的賞「CES2023 Innovation Awards」を受賞した。拡大
フロント(360度)とともにリアの画像もしっかりと残せる。
フロント(360度)とともにリアの画像もしっかりと残せる。拡大
 
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No Garage, No Life! | クラシックカー・ラリーストの実践的ガレージ No Garage, No Life! | クラシックカー・ラリーストの実践的ガレージ
生方 聡

生方 聡

モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。

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