燃費111km/リッターのVW、「XL1」登場
2011.01.27 自動車ニュース燃費111km/リッターのフォルクスワーゲン、「XL1」登場
独フォルクスワーゲンは、2011年1月26日に開幕したカタールショーに、優れた燃費性能をうたうコンセプトカー「フォーミュラXL1」を出展した。
「フォルクスワーゲン・フォーミュラXL1」は、いわゆるプラグインハイブリッドのコンセプトカーだ。
48psを発生する0.8リッター直噴ターボディーゼルエンジンと電気モーターを併用。さらに、家庭用電源からの電力供給をも可能とし、111km/リッター(欧州複合モード)の燃費性能を実現する。モーターのみ使用して(EV走行)、最長で35km走ることもできる。
この「フォーミュラXL1」が生まれた背景には、フォルクスワーゲンの1リッターカー構想、すなわち「1リッターの燃料で100km走れるクルマを市場に投入する」という考えがある。同社は、2002年にその第1号となるプロトタイプを発表し、2009年のフランクフルトショーにもそれに続くコンセプトカー「L1」を出展している。
リアタイヤがスパッツで覆われた「フォーミュラXL1」のエクステリアは、それら“ご先祖様”の面影を感じさせるもの。ただし、シートの配列が過去のタンデム(縦並び)からより一般的な横並びになり、跳ね上げ式ドアも乗降性に優れた形式に変えられるなど、その造りはより生産車に近い、現実的なものとなっている。
(webCG 関)