アストン、V8ヴァンテージに「S」を追加
2011.01.26 自動車ニュース「アストン・マーティンV8ヴァンテージ」にスポーティバージョン追加
英アストン・マーティンは2011年1月25日、新型スポーツカー「V8ヴァンテージS」を発表した。
「アストン・マーティンV8ヴァンテージS」は、既存のスポーツカー「V8ヴァンテージ」をベースに開発された、さらなるハイパフォーマンスモデルだ。
4.7リッターV8エンジンの最高出力と最大トルクは、ノーマルの426ps、47.9kgmから436ps、49.9kgmへと高められ、これまでのものより変速スピードで20%勝る新開発の7段セミオートマチックトランスミッション「Sportshift II」が組み合わされる。
「Sportshift II」では、1-6速のギア比がより近づけられたことにより、加速性能がアップ。一方で7速はハイギアード化、高速巡航時の静粛性と燃費性能の向上を実現したという。なお、最高速度も288km/hから305km/hへとアップしている。
パフォーマンスの向上にあわせ、足まわりも刷新。サスペンションは、スプリング、ダンパーそろって専用品に。フロントブレーキディスクは355mmから380mmへと大径化され、リアタイヤは10mmワイド化。専用デザインの19インチホイールもおごられ、カーボン製のフロントスプリッターやリアディフューザーとともに、外観上の特徴となっている。
また、ステアリングのセッティングも、ロック・トゥ・ロックが3.04回転から2.62回転とされるなど、よりクイックなものへと変更。
走りを支える制御システム「ダイナミックスタビリティコントロール」についても専用のチューニングが施されており、走りに合わせて「ノーマルモード/トラックモード/オフ(介入なし)」の3ステージから選択できる。
そんな「V8ヴァンテージS」は、クローズドボディのクーペと、オープンボディのロードスターの2種類が用意される。
2011年4月には日本でも発売される見込みだ。
(webCG 関)