トヨタが新型「プリウス」を発売 まずはハイブリッドモデルから

2023.01.10 自動車ニュース webCG 編集部
新型トヨタ・プリウス
新型トヨタ・プリウス拡大

トヨタ自動車は2023年1月10日、新型「プリウス」のハイブリッドモデル(HEV)を発売した。外部充電が行えるプラグインハイブリッドモデル(PHEV)は、同年3月ごろに発売される予定だ。

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◆ギャラリー:新型「トヨタ・プリウス」発表会の会場から(その2)

外板色は新色の「アッシュ」や「マスタード」を含む全8色の設定。
外板色は新色の「アッシュ」や「マスタード」を含む全8色の設定。拡大
「マスタード」と呼ばれる外板色をまとった「Z」グレード(FF車)。
「マスタード」と呼ばれる外板色をまとった「Z」グレード(FF車)。拡大
水平基調のシンプルなダッシュボード上に液晶画面が並ぶ新型「プリウス」のコックピット。
水平基調のシンプルなダッシュボード上に液晶画面が並ぶ新型「プリウス」のコックピット。拡大
「Z」グレードのキャビン。従来型では荷室のフロア下にレイアウトされていたバッテリーパックを後席の下部に移設することで、荷室容量が拡大された。
「Z」グレードのキャビン。従来型では荷室のフロア下にレイアウトされていたバッテリーパックを後席の下部に移設することで、荷室容量が拡大された。拡大

1997年に登場した初代モデルから数えて5代目にあたる新型プリウスは、2022年11月16日に世界初公開された。ハイブリッド専用の5ドアサルーンというクルマの基本構成は従来と同じだが、スポーツカーを思わせるロー&ワイドを強調したスタイリングや刷新されたインテリアが目を引く。プラットフォームについては第2世代の「TNGA」が用いられ、従来モデルと同じくHEVとPHEVをラインナップする。

HEVのハイブリッドユニットはシステム最高出力140PS の1.8リッター直4エンジン搭載車と、同193PSの2リッター直4エンジン搭載車の2本立て。前者は「X」グレードに、後者は「G」および「Z」に搭載される。2リッターのハイブリッドユニットは先代(1.8リッター)比で1.6倍となるパワーを発生し、スポーティーに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を実現したという。

いずれのパワーユニットも、FWD車とリアに独立型モーターを搭載する4WD車(E-Four)が用意される。

ラインナップと価格は以下のとおり。

  • X:275万円(FF車)/297万円(4WD車)
  • G:320万円(FF車)/342万円(4WD車)
  • Z:370万円(FF車)/392万円(4WD車)

また、新型プリウスには、新たなサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」専用となる「U」グレードも設定。KINTO Unlimitedでは、保険や税金などの諸経費を月額利用料に含めるKINTOのサブスクリプションサービスに、新たに「ソフトウェアとハードウェアの進化(アップグレード)」と「運転データを活用したクルマと人の双方の“見守り”(コネクティッド)」という2つの付加価値を追加している。

これら付加価値の提供を通じてクルマの価値を維持し、その分を月額利用料の引き下げにあらかじめ充当。月額1万6610円からサービスを提供するという。KINTO Unlimited専用となる「U」グレードの車両参考価格は299万円(FF車)/321万円(4WD車)。

(webCG)

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