英ケータハムが新社屋への移転を発表 生産能力を年間750台に増強

2023.04.26 自動車ニュース webCG 編集部
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ケータハムが移転する新社屋。現在の本社・工場と同じく、英ケント州ダートフォードに位置する。
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英ケータハムは2023年4月25日、30年以上にわたり拠点としてきたケント州ダートフォードのケネットロードを離れ、同市内に建てられる新しい工業団地に本社および生産拠点を移転すると発表した。

 
英ケータハムが新社屋への移転を発表 生産能力を年間750台に増強の画像拡大
 
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将来的には工場見学や納車式の開催も予定

ケータハムは、往年の「ロータス・セブン」を起源とするシンプルで軽量なスポーツカーを手がける、少量生産の自動車メーカーである。1973年にサリー州ケータハムで自動車製造を開始し、1987年に生産拠点をダートフォードのケネットロードに移設。以来、ケータハムのクルマはすべてここで組み立てられてきた。

今回の移転先は、同じダートフォードに建設される「ダートフォードX」と呼ばれる9エーカー(約3万6400平方メートル)の工業団地である。新社屋の広さは5万4000平方フィート(約5000平方メートル)で、現在の施設に近接していることから「熟練労働者の確保と手づくりのプロセスを維持することが可能」(プレスリリースより)とされている。新社屋は今後数カ月でフルフィッティングを行い、2023年末に完成する予定となっている。

この新社屋には、ケータハムの生産、エンジニアリング、モータースポーツ、コマーシャルの各チームが入り 、将来的には工場見学やオープンデー、車両の引き渡しなどといったイベントの開催も予定されている。

また親会社であるVTホールディングスからの数百万ポンドの投資により、ケータハムの年間生産能力は50%増加。これにより、年間約 750台の「セブン」が生産可能となるという。

(webCG)

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