アルファ・ロメオ・トナーレTi(前編)
2023.06.25 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「アルファ・ロメオ・トナーレ」に試乗。アルファにとって2番目のSUVは、アルファにとって初の電動化モデルでもある。箱根のワインディングロードでの印象を聞いてみよう。ロールする前に曲がっている
レーシングドライバーの山野哲也がアルファ・ロメオ・トナーレのステアリングホイールを握ったまま、「いやぁ……」とうれしそうに苦笑する。しばしの無言の後、「これは『峠でつくったクルマ』ですね」と、いきなりの結論を述べる。さらに「ボーン・イン・ザ・ワインディングロード」とキメ言葉を発して笑顔を見せた。
アルファ・ロメオ・トナーレは、2023年1月26日にわが国でも発表され、2月18日に販売が開始されたミドルクラスSUV。いま世界中で最も激しい競争が繰り広げられているセグメントに投入された期待のニューモデルである。同社初のマイルドハイブリッドシステムを搭載したのが話題で、1.5リッター直4ターボは、電気モーターを組み込んだ7段DCTを介して前輪を駆動する。
日本市場では「Ti」(受注生産:524万円)のほか、導入記念モデル「エディツィオーネ スペチアーレ」(578万円)、そして「ヴェローチェ」(589万円)が用意される。今回は、スタンダードモデルのTiがテストに供された。
webCG:「峠でつくられた」とは、具体的にどのようなことでしょう?
山野:トナーレは「ステルヴィオ」よりスゴいですね! ステアリング操作に対するクルマの反応が。
webCG:確かにトナーレのステアリングギアは異例なほどにクイックです。
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