ホンダが新型ライトジェット機の名前を発表 「ホンダジェット・エシュロン」と命名

2023.10.17 自動車ニュース webCG 編集部
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HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)
HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)拡大

ホンダの子会社で航空機事業を手掛けるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は2023年10月16日(米国現地時間)、世界最大のビジネス航空機ショーとして知られる、米ネバダ州ラスベガスの「2023ビジネス・アビエーション・コンベンション・アンド・エキシビション(2023 NBAA-BACE)」において、新型小型ビジネスジェット機の名称を「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)」にすると発表した。

 
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2028年製品化予定の新型ライトジェット機

ホンダは、2021年にコンセプト機「ホンダジェット2600コンセプト」を発表。2028年の製品化へ向け、同機をベースとした新型機の開発を進めている。

この新型機は、既存の「ホンダジェット・エリートII」の上位カテゴリーに位置するライトジェット機であり、ホンダ独自の技術である主翼上面エンジン配置、自然層流翼型ノーズ、コンポジット胴体などをさらに進化させたことで、最大で11人の定員(乗員1人+乗客10人もしくは乗員2人+乗客9人)を実現するとしている。

また競合のライトジェット機より20%、上位カテゴリーの中型ジェット機より40%以上燃費を改善することで、ライトジェット機として初めてノンストップでのアメリカ大陸横断を可能とするという。客室の快適性も追求しており、長距離飛行にも適した広いキャビン空間と優れた静粛性を実現。「快適で高効率な移動によるプレミアムなオーナーシップ体験を提供する」という。

名称の“echelon(エシュロン)”とは「梯形(ていけい)編隊飛行」を意味する英語で、航空機では高効率な空力性能を実現する飛行パターンとして、燃費や二酸化炭素排出量削減などに効果があるといわれている。また、フランス語では梯子の“段”の意味もあり、現在ではプレミアムカテゴリーを指す言葉として使われていることから、ホンダジェットの最上級モデルという意味を込めてこの名称が命名された。

HACIはホンダジェット・エシュロンの製品化へ向け、すでに主要サプライヤーとの契約を締結。2024年半ばに初号機の製造を開始、2026年に初テスト飛行を行い、2028年に型式証明取得を取得する予定だ。

(webCG)

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