【ニュース】ドイツ国内で安いテスラをじゃんじゃんつくれ!?

テスラがグリューンハイデ工場での増産を計画 約400万円のエントリーモデル普及を強化 2023.11.27 アウトビルトジャパン AUTO BILD 編集部 テスラは、ベルリン近郊の工場を拡張し、価格2万5000ユーロ(約400万円)の新たなエントリーモデルを生産する。この地で年間100万台の生産能力を確保したい考えだ。

※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
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従業員の給与もアップ

自動車大国ドイツにとって重要な発表がある。アメリカの電気自動車メーカーであるテスラが、ベルリン近郊のグリューンハイデにある工場に関連して、大きな計画を立てている。2023年11月3日、同社のCEOであるイーロン・マスク氏は、ブランデンブルクを訪問した際、2万5000ユーロのエントリーモデルを生産する意向を明らかにしたのだ。

工場は2022年に開設されたばかりだ。同社によると、現在は1万1000人がそこで働いている。目標生産台数は年間50万台だが、まだ完全には達成されていない。一方、以前から、この工場の生産能力を年間100万台にまで拡張する計画はあった。

しかし、その許可はまだ下りていない。ブランデンブルク州は、拡張計画の最初の部分である環境申請をまだ承認しておらず、環境保護団体と地元住民は、敷地の一部が水保護区域内にあることからこれに抗議している。

マスク氏はこの件に関わりたくないのだ。その代わり、彼は高給で従業員を誘致している。最近グリューンハイデを訪れた際、彼は従業員の賃上げを発表した。2022年には6%の引き上げがあったが、さらに4%の引き上げが予定されているというのだ。2024年2月からはさらに、生産部門の従業員の年俸が2500ユーロ(約40万円)アップする。

なんとも聞こえのいい話だが、これは、切実な問題なのだ。ドイツ最大の労働組合IGメタルによれば、テスラの給与はドイツの自動車業界の水準を大幅に下回ったままだからだ。

(Text=Bianca Garloff/Photos=DPA)

記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)

テスラのイーロン・マスクCEO。同社はベルリン近郊の工場の生産規模を、当初目標とした年産50万台から同100万台にまで拡大したいと考えている。
テスラのイーロン・マスクCEO。同社はベルリン近郊の工場の生産規模を、当初目標とした年産50万台から同100万台にまで拡大したいと考えている。拡大
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