アウディが改良型「RS 3スポーツバック」「RS 3セダン」を発表

2024.08.27 自動車ニュース webCG 編集部
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「アウディRS 3セダン」(写真左手前)と「RS 3スポーツバック」(同右奥)。
「アウディRS 3セダン」(写真左手前)と「RS 3スポーツバック」(同右奥)。拡大

アウディは2024年8月20日(現地時間)、高性能モデル「RS 3スポーツバック」「RS 3セダン」の改良型を発表した。

RS 3セダン
RS 3セダン拡大
RS 3スポーツバック
RS 3スポーツバック拡大
RS 3スポーツバック
RS 3スポーツバック拡大
「RS 3セダン」のインテリア。
「RS 3セダン」のインテリア。拡大
標準装備の「RSスポーツシート」。
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「RSバケットシート」(写真)はオプションとして用意される。
「RSバケットシート」(写真)はオプションとして用意される。拡大
2.5リッター直列5気筒ターボエンジン。最高出力400PS、最大トルク500N・mを発生する。
2.5リッター直列5気筒ターボエンジン。最高出力400PS、最大トルク500N・mを発生する。拡大
RS 3セダン
RS 3セダン拡大

アウディRS 3のマイナーチェンジモデルでは、エクステリアのスポーティーさが一段と強調されている。六角形のシングルフレームはこれまでよりもフラットかつワイドな形状となり、縦型の黒いブレード付きのサイドエアインテークやフロントスプリッター上の3つの開口部でも個性を演出。ヘッドランプはチェッカードフラッグデザインのデジタルシグネチャー付きで、マトリクスLEDヘッドライトとの組み合わせにより、MMIタッチディスプレイから3種類のデイタイムランニングライトのデザインが選べるようになった。

リアまわりは、縦に配置されたサイドリフレクターや大きなディフューザー、RSエキゾーストシステムの楕円(だえん)形テールパイプなどが特徴。19インチの「5Yスポークデザイン マットブラック」ホイールが標準で装着される。ボディーカラーは「キャラミグリーン」「ケモラグレー」のほか、新たなメタリックペイントである「アスカリブルー」「プログレッシブレッド」、さらにマット仕上げの「デイトナグレー」がラインナップされる。

インテリアについては、ステアリングホイールの上下のリムがフラットな形状になったほか、シート、ディスプレイなどのデザインもリニューアル。夜間のロック/アンロック時にダイナミックなムードを演出する「プラナーライティング」も備わった。

ドアハンドルやエアベント、ステアリングホイールのカバークリップ、シフトパドルは、光の当たり方によって輝き方が変わるアンスラサイトエフェクトペイント仕上げとなっており、RS専用のマットカーボン製トリムストリップとブラックダイナミカ製の新しい装飾インレイのバリエーションも用意されている。

パワーユニットは2.5リッター直列5気筒ターボエンジンで、最高出力400PS、最大トルク500N・mというスペックは従来モデルと変わらない。0-100km/h加速は3.8秒、最高速は290km/h。エモーショナルな排気音もセリングポイントのひとつで、オプションのRSスポーツエキゾーストシステムと組み合わせることで、その効果がさらに高まるとアピールされる。

走りについては、ブレーキトルクベクタリングをはじめとした細やかな制御の変更により、コーナー入り口でのアンダーステアを回避し、これまで以上に意のままにコーナリングできるようになったというのがトピック。オーバーステアの挙動についても、従来は主にアクセルを踏み、負荷を高めることで発生していたのに対して、最新型はステアリングの角度によってより簡単にオーバーステアになるよう変化したという。

なお同モデルは、アウディスポーツのレーシングドライバーであるフランク ・スティップラー選手により、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、従来モデルのタイム(2021年9月11日時点で7分40秒748)を大幅に短縮する7分33秒123を記録している。

最新のRS 3スポーツバック/RS 3セダンはドイツ国内のインゴルシュタット工場で生産され、2024年8月末からオーダー受け付けを開始、同年10月には本国のディーラーに並ぶ見込み。

(webCG)

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