アウディが「S3」「RS 3」を一部改良 動力性能をさらに向上

2025.02.19 自動車ニュース webCG 編集部
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アウディS3スポーツバック
アウディS3スポーツバック拡大

アウディ ジャパンは2025年2月19日、「S3スポーツバック/セダン」「RS 3スポーツバック/セダン」に一部改良を実施し、同日、販売を開始した。

 
アウディが「S3」「RS 3」を一部改良 動力性能をさらに向上の画像拡大
 
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S3セダン
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RS 3スポーツバック
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RS 3セダン
RS 3セダン拡大
 
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「S3」の最高出力を333PSに向上

アウディS3/RS 3シリーズは、Cセグメントコンパクトの「A3」をベースに、動力性能を高めたスポーツモデルである。

各モデルの特徴は、以下のとおり。

【S3スポーツバック/セダン】
2リッター直4ターボエンジン「2.0 TFSI」のアウトプットを、最高出力333PS、最大トルク420N・mに向上(従来型はそれぞれ310PS、400N・m)。RS 3に搭載していたトルクスプリッターがS3にも採用され、リアアクスル左右のトルク配分をコントロールすることで、アンダーステアを抑えた俊敏なコーナリングが可能となったという。

組み合わされるトランスミッションはこれまでと同じくデュアルクラッチ式ATの「7段Sトロニック」。駆動方式もフルタイム4WD「クワトロ」を踏襲している。足まわりにはA3より10mm低いローダウンサスペンションを採用しており、オプションでダンピングコントロールサスペンションも用意される。

エクステリアでは専用のパターンにL字型のデザインエレメントを施したシングルフレームグリル、大型のエアインテークを備えたフロントバンパー、専用デザインのディフューザー、左右4 本出しのパフォーマンスエキゾーストシステムが特徴。ブラックを基調としたインテリアには、パーシャルレザーのスポーツシートが標準で装備される。

【RS 3スポーツバック/セダン】
エクステリアでは、新たにダイヤモンドパターンのシングルフレームグリルを採用。Audi Sport製の「マットブラック5Yスポークデザインアルミホイール」や、専用デザインの前後バンパー、フロントフェンダー後方の大型エアアウトレット、左右2本出しの楕円(だえん)型テールパイプ、縦型のサイドリフレクターとリヤディフューザー中央のリフレクターなども特徴として挙げられる。

いっぽうインテリアでは、ファインナッパレザーのスポーツシートや、上下をフラットとしたダブルフラットシェイプデザインのステアリングホイール、「RSモード」に素早く切り替え可能なサテライトスイッチ、RS専用のディスプレイモードを備えた「アウディ バーチャルコックピットプラス」などが装備される。

パワーユニットは2.5リッター直5ターボエンジン「2.5 TFSI」で、400PSの最高出力と500N・mの最大トルクは従来型と同じ。0-100km/h加速は3.8秒、最高速は280km/hと公称されている。駆動システムはRS専用チューニングのトルクスプリッターが搭載されたフルタイム4WDで、通常モデルより15mm低い専用サスペンションには、より高いコーナリング速度を実現するべく改良が加えられた。

またドライブモードセレクター「アウディドライブセレクト」には、リア外輪に100%のトルクを配分してドリフトを容易にする「RSトルクリア」と、セミスリックタイヤの装着を想定し、サーキット走行に最適化した「RSパフォーマンス」のモードがあり、今回の改良ではステアリング操作によって容易にオーバーステアを誘発できるよう、RSトルクリアの制御が変更された。

これらの改良が加えられたRS 3は、ニュルブルクリンク北コースでコンパクトカークラス最速の7分33秒123のラップタイムを記録している。

ヘッドランプの光り方は4種類から選択可能

このほかの特徴としては、両モデルともにマルチメディアインターフェイスの「MMI」からデザインパターンを選択できる、デジタルデイタイムランニングライトを標準で採用。シグネチャーはスポーティーなキャラクターと俊敏な走りを表現したもので、帰宅時のカミングホーム/外出時のリービングホームのライティングにも反映されるという。光源はマトリクスLEDヘッドランプのハウジング上端に3列で配置された24個のピクセルエレメントで構成され、シグネチャーのパターンは4種類から選択できるようになっている。

各モデルの価格は以下のとおり。

  • S3スポーツバック:756万円
  • S3セダン:771万円
  • RS 3スポーツバック:906万円
  • RS 3セダン:925万円

(webCG)

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