BMW X2 M35i xDrive(後編)

2024.12.15 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「BMW X2」をドライブ。結果から報告すると山野は「これは人気が出るわけです」と結んだわけだが、手放しで称賛したのは果たしてどんなポイントだったのか。順を追って説明してもらおう。
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BMWならではのニュートラルステア

今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストするのは、BMWのクロスオーバーモデルX2の新型。グレードは、最高出力317PSを発生する2リッターターボを積んだ「M35i xDrive」だ。価格は810万円。

webCG:日本に導入されるX2のエンジンは、2リッター直4ターボのみで、チューンの度合いによって、204PSと317PSが用意されます。M35iの出力は後者です。

山野:このクルマは、発進時が優しいですね。無用なパワーをかけないで、やんわりと走りだす。それでいて、3000rpm以降のパワーの伸びが気持ちよくて、いわゆる胸のすく加速を見せてくれます。6000rpm前後が最もスイート。

webCG:そうですね。スペック表を見ると、最高出力の発生回転数は5750rpmになっています。

山野:どちらかというと高回転型。トランスミッションがDCTということもあって、マニュアルモードでギアを能動的に選んでやると、相当キビキビ走る。ダウンシフトもまた、気持ちいい!

webCG:新型X2の登場時は、電気自動車の「iX2」がラインナップに加わったことが話題になりました。一方、ガソリン車はガソリン車で、いまどき珍しいほどエンジンフィールを楽しめるクルマに仕上がっています。ハンドリングはどうでしょう?

 
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