ランボルギーニの新型ハイブリッドスーパースポーツ「Temerario(テメラリオ)」国内初披露
2024.11.29 自動車ニュース![]() |
アウトモビリ・ランボルギーニは2024年11月29日、ハイブリッドの新型スーパースポーツカー「Temerario(テメラリオ)」を日本国内で初披露した。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
テメラリオは、同年8月に米カリフォルニア州でデビューした、ランボルギーニのニューモデル。これまで“ベビーランボ”としてラインナップされていたV10モデル「ウラカン」の後継にあたるモデルであり、ランボルギーニのなかでは「レヴエルト」に次ぐプラグインハイブリッド車となっている。
内燃機関には、自然吸気のV10エンジンに代えて、4リッターV8ツインターボエンジン(最高出力800PS、最大トルク730N・m)を採用。ハイブリッドシステムは、瞬時の加速とエネルギー回生、そしてトルクベクタリングに優れるという3モーター(フロント2基+リア1基)式で、システム最高出力920PSを発生する。なおトランスミッションは8段AT(8段DCT)のみで、駆動方式は4WDとなっている。
パフォーマンスに関しては、0-100km/h加速2.7秒、最高速343km/hと公表される。走行モードはチッタ/ストラーダ/スポルト/コルサの4種類を基本に、ドライビングの楽しさを最大限に引き出すというドリフトモードも用意される。
ランボルギーニのデザイン部門であるチェントロ・スティーレがデザインしたボディーのサイズは全長×全幅×全高=4706×1996×1201mmで、ホイールベースは2658mm。新しいハイブリッドパワートレインを意識させるラインや、六角形のライトシグネチャーなどが特徴となっている。
一方のインテリアは「パイロット感を際立たせた」というとおり、戦闘的なデザインのステアリングホイールやスタートボタンが採用されているものの、空間的なゆとりに配慮し、18Wayの電動調節機構やヒーター、ベンチレーションを備えるコンフォートシートが装着されるなど(カーボンファイバー製ダブルシェルスポーツシートはオプション設定)、快適性も追求されている。
重心を下げるべく、高出力リチウムイオンバッテリーパックはセンタートンネル内にレイアウト。充電については出力7kWの充電システムに対応しており、バッテリー残量ゼロの状態から30分で満充電となる。
そのほか、スマートフォンやApple Watchを使って燃料やバッテリーの残量、航続可能距離、駐車位置などをモニタリングでき、さらに不正な使用も監視可能なコネクテッド機能を搭載。走行環境の情報に加え、カメラが捉えた乗員の感情やステアリングホイールの動きなどをもとにオンボードサービスを提供にする「ランボルギーニ・ビジョンユニット(LAVU)」が利用可能となっている。
ランボルギーニ・テメラリオの国内受注はすでに始まっているが、価格については未公表。デリバリーの開始時期は2025年以降になるとのこと。
(webCG)