「テールランプに付いた雪を溶かす方法は?」

2010.10.30 クルマ生活Q&A 松本 英雄 その他
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「テールランプに付いた雪を溶かす方法は?」

北海道在住の読者です。これからの季節、降雪時には自分のクルマが巻き上げた雪煙でテールが真っ白になってしまい、後続車からはテールランプやウィンカーが見えなくなることがままあります。
テールランプに限っていえば、今までは点灯していればバルブの熱で雪が溶け、かろうじて見えるような状態でした。
しかし、近年ではLEDのテールライトが増えています。私のクルマもそうなのですが、LEDは発熱しないため雪が溶けにくく、テールランプが雪で隠れてしまいがちなのです。そうなってしまうと後続車に気づいてもらえず、追突される危険性が高まります。
対策としてリアフォグランプの装着も考えましたが、基準が複雑で自作できそうにありません。テールランプ類に雪が付かなくなるような、なにかいいアイデアはないでしょうか?

お答えします。ご指摘のとおり、最近ではLEDを使った灯火類が増えています。省エネルギーや温暖化対策では効果的なのですが、お話を伺ってフィラメントを使ったバルブにもメリットがあったこと再認識しました。
LEDの光には指向性があるため拡散しにくく、そのことも雪道では不利になっていると思います。これについては拡散するような設計を施しているメーカーもありますが、それでも雪対策としては十分とは言えないでしょう。

さて、お答えしますと言っておいてなんですが、肝心の雪の付着対策については、これといった案が思い浮かびません。ただしリアフォグランプの装着については、私も効果的だと思います。「基準が複雑で自作できそうにない」とのことですが、お乗りのモデルにリアフォグランプがオプション設定されてはいないのでしょうか? あればそれを装着するのがもっとも簡単な対策だと思うのですが。

松本 英雄

松本 英雄

自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。