日産フーガにハイブリッドバージョン登場

2010.10.26 自動車ニュース

「日産フーガ」にハイブリッドバージョン登場

日産自動車は2010年10月26日、ハイブリッドのセダン「フーガハイブリッド」を11月2日に発売すると発表した。

■燃費はコンパクトカー並み

「フーガハイブリッド」は、その名のとおり、2009年11月に発売された2代目「フーガ」をベースに、モーター付きの心臓を搭載する「フーガのハイブリッドバージョン」だ。

キモとなるパワートレインは、306psと35.7kgmを発生する縦置きの3.5リッターV6ガソリンエンジンと、68ps、27.5kgmを発生するモーターのコンビネーション。ガソリンエンジンとモーターの間、モーターと駆動輪の間それぞれにクラッチを持つのが特徴で、エンジンとモーターを併用してのフル加速や低燃費クルージング、モーターのみによるEV走行など、効率のよい走り分けをすることができる。

肝心の燃費値は、10・15モードで19.0km/リッター。ベースとなる「フーガ」の3.7リッターガソリンモデル(同10.0km/リッター)の2倍に迫るこの値は、同社のコンパクトカー「ジューク」と同じもの。ライバルとなる「トヨタ・クラウンハイブリッド」(同15.8km/リッター)や「レクサスGS450h」(同14.2km/リッター)を大きくしのぐと胸を張る。
ガソリンタンクの容量は70リッター。1回の給油で(乗り方次第では)1200km以上走り続けることも可能だという。

トランスミッションは、トルクコンバーターをもたない日産独自の7段AT。そのままではギクシャクしてしまうところを、高速かつ正確なモーター制御や従来型の2倍のスピードで充放電できるリチウムイオンバッテリーを開発することで解消。快適にしてダイレクトなフィーリングをもつ、スポーティなトランスミッションとアピールされる。

■フーガの「走・美・快」そのままに

「本当のハイブリッドの本当のラグジュアリーカー」をコンセプトにいただく「フーガハイブリッド」。高級セダンとしての基本的な造りは、ベースモデルの「フーガ」に準ずるものとなる。

流麗なスタイルが自慢のエクステリアは、専用エンブレムが添えられるほかはベースモデルと変わらず。車内も、EV走行の表示ランプやパワーアシストメーターといったハイブリッドならではの計器類を除き、ノーマル・フーガと共通のインテリアとなる。新型「フーガ」のデビュー時に話題となった、極薄のウッドに純銀を擦り込んだ「銀粉本木目」もオプションで選択できる。
機能面では、(ECOモード選択時に)アクセルペダルに反力をあたえてドライバーに燃料消費の低減を促す「ECOペダル」や、ダブルピストンショックアブソーバーが全車標準となるのがポイントだ。

そんな「フーガハイブリッド」の価格は、3.7リッターガソリンモデル「370GT」より119万7000円高い、577万5000円。後席の快適装備を充実させた「フーガハイブリッド VIPパッケージ」は630万円となっている。
月間の目標販売台数は、200台。日本での発売を皮切りに、今後アメリカ、中国、そして欧州各国にも供給される。

(webCG 関)

「日産フーガハイブリッド」
「日産フーガハイブリッド」 拡大
ハイブリッドシステムの説明用モデルを前に、新型車を紹介する日産自動車の志賀俊之COO。「高級セダンのハイブリッドカーは、いまある日産の技術を生かすという点で最適なかたち」とのこと。
ハイブリッドシステムの説明用モデルを前に、新型車を紹介する日産自動車の志賀俊之COO。「高級セダンのハイブリッドカーは、いまある日産の技術を生かすという点で最適なかたち」とのこと。 拡大
トランクルーム。ホイールハウスから奥のスペースがまるまるバッテリーにあてられたものの、(形状次第では)ゴルフバッグが4つ入れられる。バッテリーには、写真のように小窓からアクセスできる。
トランクルーム。ホイールハウスから奥のスペースがまるまるバッテリーにあてられたものの、(形状次第では)ゴルフバッグが4つ入れられる。バッテリーには、写真のように小窓からアクセスできる。 拡大
インテリアの様子。写真の「銀粉本木目」はオプションで選べる。
インテリアの様子。写真の「銀粉本木目」はオプションで選べる。 拡大
タコメーターの傍らには、モーターの作動状態を示すゲージも。
タコメーターの傍らには、モーターの作動状態を示すゲージも。 拡大
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