JLRが東京で「ジャガー・タイプ00」をアジア初公開

2025.05.16 自動車ニュース 堀田 剛資
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ジャガー・タイプ00
ジャガー・タイプ00拡大

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2025年5月16日、ジャガーブランドのコンセプトモデル「TYPE 00(以下、タイプ00)」を、東京・品川のアートスペースでアジア初公開した。

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JLRが東京で「ジャガー・タイプ00」をアジア初公開の画像拡大
 
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JLRのエイドリアン・マーデルCEO。
JLRのエイドリアン・マーデルCEO。拡大
写真向かって左から順に、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソンCEO、JLRのロードン・グローバー氏、同じくJLRのミッチ・クロフォード氏。
写真向かって左から順に、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソンCEO、JLRのロードン・グローバー氏、同じくJLRのミッチ・クロフォード氏。拡大

BEV専門ブランドとなるジャガーの未来を示唆

ジャガー・タイプ00は、電気自動車(BEV)専売ブランドとなる新世代ジャガーの、ブランドフィロソフィー、デザインフィロソフィーを体現するコンセプトモデルとして、2024年12月に米国のマイアミ・アートウイークで世界初公開。仏パリやモナコでの公開に続き、日本でも実車が披露されることとなった。

発表会にはJLRのエイドリアン・マーデルCEOや、ジャガー担当マネージング・ディレクターのロードン・グローバー氏も参加。2019年に始まったJLRのブランド改革を振り返るとともに、ジャガーのBEV商品群について、「美しく誰の真似(まね)でもない、街を行く最高のBEVになる」(マーデルCEO)と説明。またタイプ00の東京での公開を「当社のアジア地域に対するコミットメントを示すものである」(グローバー氏)と述べ、新しくなったジャガーでも日本やアジアのマーケットを重視する姿勢を示した。

このデザインは開発中の4ドアGTにも反映される

ジャガーでは、2025年後半の市場投入を目標に、BEVの新型4ドアGTの開発を推進。専用プラットフォーム「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を用いた同車は、最高出力1000PSのハイパフォーマンスBEVとなる予定で、今はカムフラージュを施したプロトタイプが、公道試験を繰り返しているという。

いっぽう、タイプ00はあくまで「ジャガーの新たな哲学を体現したモデル」であり、市販モデルを示唆するものではないとされている。しかし、タイプ00や次世代商品群のデザインを統括するジャガーのシニアマネジャー、ミッチ・クロフォード氏によると、「タイプ00のデザインは、新しい4ドアモデルにも投影されています。実車を見たら驚くでしょう」とのこと。「タイプ00はジャガーのスピリットを投影したモデルで、モーターやバッテリーをどこに搭載するといったパッケージは想定していません。プレゼンテーションにもあった『copy nothing』のフレーズどおり、まずは誰も見たことがないものであることを重視しました。市販車にこのデザインを反映するのは難しいけれど、期待していてください」と述べた。またBEV専門ブランドとして復活するジャガーについては、「これまでの量産の上級ブランドから、少量生産のラグジュアリーブランドとなります」と、その立ち位置を説明した。

ジャガー・タイプ00は日本のグラフィックアーティストであるYOSHIROTTEN氏のインスタレーション「TOKYO FUTURE 00」とともに展示されており、2025年5月18日には一般公開イベント「TOKYO FUTURE 00 Tokyo Launch」も開催される予定だ。

(webCG)

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