アウディが新型「Q3」を世界初公開 プラグインハイブリッドモデルもラインナップ
2025.06.18 自動車ニュース![]() |
独アウディは2025年6月16日(現地時間)、コンパクトSUV「Q3」の新型を世界初披露した。
アウディQ3は初代が2011年にデビュー。以来世界各国で200万台以上が販売されており、アウディの販売をけん引する重要なポジションを築き上げている。今回の新型は第3世代となる。
丸みを帯びたセクションと直線を巧妙に組み合わせたエクステリアはより筋肉質でダイナミックな造形に。高い位置にレイアウトされたワイドなシングルフレームは細身のヘッドランプと組み合わせられることで押し出し感を強調。エアインレットはシングルフレームの下部に用意されており、0.30の空気抵抗係数とともに、高い音響快適性も実現したという。
パワーユニットは全4タイプ。48Vマイルドハイブリッドの1.5リッター4気筒ガソリンターボエンジン(最高出力150PS/最大トルク250N・m、FWD)と2リッター4気筒ガソリンターボエンジン(265PS/400Nm、4WD)、2リッター4気筒ディーゼルターボエンジン(150PS/360N・m、FWD)に加えて1.5リッター4気筒ターボエンジンを核としたプラグインハイブリッドモデル(FWD)をラインナップ。プラグインハイブリッドモデルは総電力量25.7kWh(正味容量19.7kWh)の駆動用バッテリーと116PS/330N・mの駆動用モーターを搭載し、システム全体では272PS/400N・mを発生。WLTCモードのEV走行換算距離は119kmとされている。
サスペンションはコンベンショナルな仕様に加えてスポーツサスと2バルブ式のダンピングコントロールサスもラインナップ。ダンピングコントロールサスは路面状態だけでなく、ステアリングやブレーキ、アクセルなどのパラメーターも参考に減衰力を最適化。伸び側と縮み側を個別に制御できるため、快適さとスポーティーさの両面で際立った性能を発揮できるという。
インテリアには「ソフトラップ」と呼ばれる装飾パネルをダッシュボード全体の幅にわたって採用し、包まれ感とワイド感をアピール。メーターパネルには11.9インチの、センタースクリーンには12.8インチのディスプレイを採用している。シフトセレクターは右のステアリングコラムに移されている。インフォテインメントシステムにはAndroid由来のOSを搭載。SONOSのプレミアムサウンドシステムがオプション設定されたのもトピックだ。
新型アウディQ3は2025年10月にドイツ本国をはじめとした欧州市場で発売予定。価格は4万4600ユーロ(約744万円)から。
(webCG)