アルファ・ロメオの新型SUV「アルファ・ロメオ・ジュニア」が日本上陸
2025.06.24 自動車ニュース![]() |
ステランティス ジャパンは2025年6月24日、アルファ・ロメオの新型コンパクトSUV「アルファ・ロメオ・ジュニア」を国内に導入すると発表。同日、販売を開始した。
◆アルファ・ロメオのエントリーSUV「ジュニア」の外装・内装をより詳しい写真でチェック
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アルファ・ロメオ・ジュニアは、2024年4月にデビューした新型SUV。車名は1960年代に登場した「GT 1300ジュニア」に由来する。
まず目を引くのは、随所にアルファ・ロメオの伝統的なデザインを取り入れたというエクステリア。リアエンドを断ち切ったような“コーダトロンカ”と呼ばれるスタイルをまとい、三眼ヘッドランプや進化したトライローブ(三つ葉)形状のフロントグリルなどで個性を主張する。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4195×1780×1585mm、ホイールベースは2560mmとなっている。
一方インテリアはドライバーを中心に仕立てられており、計器盤にはモータースポーツのDNAを感じさせる“テレスコープデザイン”を採用。10.25インチのタッチ式センターディスプレイからなるインフォテインメントシステムはApple CarplayおよびAndroid Auto対応で、携帯端末のワイヤレス充電機能やリアのパーキングカメラが全車に標準で備わる。
日本に導入されるジュニアは大きく分けて、パワーユニット別に、マイルドハイブリッド車の「Ibrida(イブリダ)」と、電気自動車(EV)「Elettrica(エレットリカ)」の2タイプ。
イブリダはミラーサイクル方式の1.2リッター直3ターボエンジン(最高出力136PS、最大トルク230N・m)にフロントモーター(同21.8PS、同51N・m)が組み合わされ、システム最高出力145PSを発生する。トランスミッションは6段のDCT(AT)。WLTCモードの燃費値は23.1km/リッターと公表されており、発進時や渋滞時などゴー&ストップを繰り返すシーンではモーターのみで走行できるほか、電動走行中もエンジンによる走行時と同様のクリープ走行が可能となっている。
EVのエレットリカは、容量54kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。CHAdeMO方式の急速充電と普通充電の両方に対応し、494km(WLTPモード)の一充電走行距離を実現している。アウトプットは、最高出力156PS、最大トルク270N・m。イブリダと同様、駆動方式はFWDである。なお5人乗車時の荷室容量は、イブリダが415リッター、エレットリカが400リッター。ハンズフリー機能付きの電動テールゲートは全車標準装備となる。
アルファ・ロメオ・ジュニアのラインナップと価格は以下のとおり。
- ジュニア イブリダ コア:420万円
- ジュニア イブリダ プレミアム:468万円
- ジュニア イブリダ スペチアーレ:533万円(※200台限定)
- ジュニア エレットリカ プレミアム:556万円
このうち「コア」はベーシックなグレードと位置づけられ、LEDマトリクスヘッドライトや17インチアルミホイール、ファブリックシート(前席シートヒーター付き)などが主な装備。「プレミアム」は上級グレードにあたり、ブラックルーフを特徴とする2トーンのボディーカラーが選べるほか、グロスブラックボディーキット(ジュニア イブリダ プレミアムのみ)、18インチアルミホイール、レザーステアリングホイール、ファブリック/テクノレザーシート(前席シートヒーター、運転席アクティブランバーサポート付き)、アルミニウムキックプレートなどが備わる。
「ジュニア イブリダ スペチアーレ」は今回のローンチを記念した台数200台の限定車で、フロントのスクデット(盾グリル)がエレットリカと同じ“プログレッソ”と呼ばれる透かし彫りデザインになるほか、サンルーフやマットブラック&レッドインサートボディーキット、レザー&アルカンターラステアリングホイール、サベルト製スポーツシートなどが与えられる。
(webCG)