マイナーチェンジした「アウディe-tron GT」が上陸 全世界299台の限定モデルも25台導入
2025.08.19 自動車ニュース![]() |
アウディ ジャパンは2025年8月19日、電気自動車(BEV)「e-tron GT」のマイナーチェンジモデルを発表し、同日、販売を開始した。グローバル展開される限定モデル「RS e-tron GTパフォーマンス エクスクルーシブエディション」も導入する。
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e-tron GTは、2021年にデビューしたアウディのフラッグシップBEV。マイナーチェンジモデルは2024年6月にドイツ本国で発表され(参照)、同時に日本でも注文受け付けがスタートした。
日本でのラインナップはスポーツモデルの「S e-tron GT」と、高性能モデルの「RS e-tron GTパフォーマンス」の2グレード。全世界299台の限定モデル、RS e-tron GTパフォーマンス エクスクルーシブエディションも25台限定で発売する。
S e-tron GTとRS e-tron GTパフォーマンスは、いずれも総容量105kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載する。従来型に比べて重量を9kg削減しながら高密度化を図ったことで、容量が12kWh増加。最大150kW出力の急速充電にも対応し、充電時間も短縮したという。一充電走行距離(WLTCモード)は約20%延伸し、前者で648km、後者で631kmと発表される。
エクステリアでは、ボディーと同色のフロントグリルのインサートと2次元デザインの「フォーリングス」エンブレムが目を引く。リアまわりでは、ディフューザーのインレイがボディー同色に変更された。
S e-tron GTには20インチの「ポリッシュ仕上げマルチスポークSデザインアルミホイール」が、RS e-tron GTパフォーマンスには20インチの「ブラックポリッシュ仕上げ5スポークエアロモジュールアルミホイール」が標準で装着される。また、RS e-tron GTパフォーマンスには、新デザインの6ツインスポークホイールが2種類、オプション設定されている。
インテリアでは、シートやステアリングホイールシルプレート、デジタルコンテンツのデザインが見直された。シートを含む内装の表皮には、マイクロファイバー素材の「Dinamica(ダイナミカ)」とファブリックの「Cascade(カスケード)」を採用。カーペットおよびフロアマットには、ファブリックやカーペットの残布、生産廃棄物、古い漁網などから100%リサイクルされたナイロン繊維素材「Econyl(エコニール)」が使用されている。
パワートレインは前後にそれぞれ永久磁石式モーターをレイアウトする4WDで、フロントモーターのアップデートやリアに新モーターを採用することによって、従来型よりも大幅にパワーアップ。システム出力はS e-tron GTが679PS、RS e-tron GTパフォーマンスが925PSとされた。0-100km/h加速のタイムは前者が3.4秒、後者が2.5秒を掲げる。
価格はS e-tron GTが1728万円、RS e-tron GTパフォーマンスが2469万円。両モデルともハンドル位置は右/左から選択できる。
25台の台数限定で販売されるRS e-tron GTパフォーマンス エクスクルーシブエディションは、アウディエクスクルーシブスペシャルボディーカラーの「アラビカグレーメタリック」を採用。同じくアウディエクスクルーシブのプログレッシブホイールデザインをベースとした「6ツインスポークRSデザインアルミホイール」に、前265/35R21、後ろ305/30R21のタイヤを組み合わせる。優れた制動力と耐熱性を備えたセラミックブレーキと「アンスラサイトグレー」のカラードブレーキキャリパーの採用も同モデルの特徴だ。
インテリアは「ミントグレー」と「モラバイオレット」のコンビネーションでカラーコーディネート。アウディエクスクルーシブエディションのレザーフリーパッケージを採用したスポーツシートには、ベンチレーションとマッサージ機能が組み込まれている。
同モデルでは、オールホイールステアリングとスポーツステアリング、乗り心地と走行性能を状況に応じて最適に制御するアクティブサスペンション、アコースティックガラス、プライバシーガラス、「e-tronスポーツサウンド」、リアシートヒーターを含む「テクノロジーパッケージ」、スマートパノラマガラスルーフなども標準で装備される。
RS e-tron GTパフォーマンス エクスクルーシブエディションの価格は3129万円。右ハンドル仕様のみが導入される。
(webCG)