ドゥカティが「XディアベルV4」を日本に導入 高い動力性能が自慢のスポーツクルーザー

2025.09.20 自動車ニュース webCG 編集部
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ドゥカティXディアベルV4
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ドゥカティジャパンは2025年9月19日、新型モーターサイクル「XDIAVEL(Xディアベル)V4」を日本で初公開した。

 
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ドゥカティが「XディアベルV4」を日本に導入 高い動力性能が自慢のスポーツクルーザーの画像拡大
ドゥカティジャパンのマッツ・リンドストレーム社長(写真右)と、ドゥカティで「XディアベルV4」のプロダクトスポンサーを務めるロッコ・カノーサ氏(同左)。
ドゥカティジャパンのマッツ・リンドストレーム社長(写真右)と、ドゥカティで「XディアベルV4」のプロダクトスポンサーを務めるロッコ・カノーサ氏(同左)。拡大

圧倒的な存在感を放つイタリアンクルーザー

ドゥカティXディアベルV4は、2025年2月に世界初公開された大型のスポーツクルーザーで、力強く独創的なスタイリングと、クルーザーでありながら機敏にも走れる高い動力性能、ライダーをアシストする豊富な先進装備を特徴としている。

特にチェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)の手になるその意匠は、曲線的かつ伸びやかなフォルムのなかで、隆々と盛り上がる燃料タンクが力強さを主張。アルミ製の片持ち式スイングアームで支持されるリアタイヤのサイズは240/45という太さで、研磨加工が施された星型5スポークホイール、4本出しのエキゾーストエンドパイプなども存在感を放つ。

灯火類はいずれもLED式で、ヘッドランプにはダブルC形状のデイタイムランニングランプを採用。サイドパネルに埋め込まれたウインカーも特徴的なディテールとして挙げられる。カラーリングは「ブラックラヴァ」「バーニングレッド」の2種類で、いずれも同車専用に調合された新色だ。

モータースポーツ由来のV4エンジンを搭載

ドゥカティらしくダイナミックなパフォーマンスも追求しており、パワーユニットには車名のとおり、排気量1158ccのV型4気筒「V4グランツーリスモ」を搭載している。これは、スーパースポーツの「パニガーレV4」や高性能ネイキッドモデルの「ストリートファイターV4」が搭載する「デスモセディチ・ストラダーレ」から派生したもので、168PS/1万0750rpmの最高出力と126N・m/7500rpmの最大トルクを発生。0-100km/hは3秒未満という加速性能を実現している。

またドゥカティのMotoGPマシンなどと同じく「カウンター・ローテーティング・クランクシャフト」を採用しており、クランクを後輪と逆方向に回転させることでジャイロ効果を抑制。加速時のフロントリフトを抑え、優れたハンドリングと高い敏しょう性に寄与するとしている。環境負荷についても考慮しており、低負荷時にはリア側の2気筒を休止することで燃料消費を低減。2気筒稼働時には低周波で深みのあるサウンドを、4気筒稼働時には胸のすく高周波サウンドを奏でるなど、音にもこだわったユニットとされている。

さらに動力性能に関する点では、軽さを突き詰めた車体も特徴で、車両重量を大型クルーザーとしては軽量な229kgに軽減。先代モデルより6kgの軽量化を実現している。サスペンションは前が50mm径の倒立フォーク、後ろがカンチレバーレイアウトのモノショックで、どちらもフルアジャスタブルタイプを採用。高い動力性能に対応するべく、フロントブレーキには330mm径のダブルディスクとブレンボ製Stylmaキャリパーを装備している。

ライディングをサポートする電子制御も充実しており、「スポーツ」「ツーリング」「アーバン」「ウエット」の4つの設定からなるライディングモードや、出力特性を3段階で調整できるパワーモードを用意。コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロール、ウイリーコントロール、パワーローンチなどの機能も、標準で採用している。

クルーザーに求められるコンフォート性能も重視

いっぽうでコンフォート性能も重視しており、ライダーシートは高さを770mmに抑えて足つき性を改善するとともに、従来モデルよりクッションを54mm肉厚化。パッセンジャーシートのサイズも約50%拡大している。ペダル類のポジションは足を前に伸ばして乗るフィートフォワードが標準だが、一般的なミッドポジションも用意。よりリラックスした姿勢で乗れるよう、ハンドル位置を従来モデルより20mm下げ、14mm手前に寄せるなど、各部で細かな調整がなされている。さらに、リアタイヤのトラベル量を35mm拡大することで、乗り心地も改善。ドゥカティらしい優れたコントロール性とクルーザーに求められるコンフォート性を、同時に実現しているという。

このほかの装備としては、メーターパネルには携帯端末との連携機能を備えた6.9インチカラーTFTディスプレイを搭載。クルーズコントロール(定速型)や、シフトアップ/ダウンの両方に対応したクイックシフターなども標準で採用されている。

価格は335万円から。販売開始は、2025年10月4日の予定だ。

なおドゥカティジャパンでは、同車の発売に合わせてデビューフェアを開催。XディアベルV4に試乗し、見積もりを依頼すると、「新型XディアベルV4オリジナルタンブラー」がプレゼントされるという。期間は2025年10月4日から11月2日まで。

(webCG)

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