ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(前編)

2025.11.02 ミスター・スバル 辰己英治の目利き 辰己 英治工藤 貴宏 長年にわたりスバル車の走りを鍛え、STIではモータースポーツにも携わってきた辰己英治氏。今回、彼が試乗するのは「ホンダ・シビック タイプR」だ。330PSものパワーを前輪駆動で御すハイパフォーマンスマシンの走りを、氏はどう評するのか?
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走りのスゴさが隠し切れない

シビック タイプRは、新車で購入できるホンダ最強マシンだ。エンジンは排気量2リッターの直4直噴ターボで、最高出力330PS。ドイツの名物サーキット、ニュルブルクリンクの北コースでは量産FF車最速の記録も保持している。

かつてスバルの実験部に所属してスバル車の走りを鍛え上げた辰己英治さんが今回試乗するのは、そんなシビック タイプRだ。注文を入れるのさえままならないほど人気の体育会系スポーツモデルを、辰己さんはどう評価するだろうか?

辰己:シビック タイプRは、5年ほど前にラグナセカというアメリカのサーキットで試乗したことがあります。それは先代でしたけど。そのときの印象はまず「スゴいなコレ」。それから「やんちゃすぎる」というもので、それが強く記憶に残っています。現行型はどう変わっているか、楽しみですね。

――先代はもっと武骨なデザインでしたが、現行型はスマートになりましたね。

辰己:確かにそうだけど、でも派手だね。見た目からやんちゃな香りが伝わってくる。私はどちらかというと地味なクルマが好きなのですが……。でも前代よりはずっといい。大きなウイングがなければスマートに乗れるかもしれないなあ。

まずはスタイリングをチェックする辰己さん。驚きはタイヤサイズにもあったようだ。

 
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