東京オートサロンでの新しい試み マツダのパーツメーカー見学ツアーに参加して
2026.01.13 デイリーコラムカスタム初心者のためのブースツアー
マツダがカスタムカー/チューニングカーの祭典「東京オートサロン2026」において、ユーザー向けの小規模な「コラボレーションブースツアー」を初めて開催した。ツアーの名称は「知ればもっと楽しくなる MAZDA ROADSTERカスタムの世界 ~MAZDA×FIJITSUBO×RAYS×Bremboコラボレーションブースツアー~」だ。
マツダいわく「ロードスターの走りをもっと楽しみたい! 自分好みの一台に仕上げたい! という人たちに向けて、ND型のカスタムに精通したマツダ、FUJITSUBO、RAYS、Bremboの担当者から、最適なカスタムについて直接学びを得られる特別なブースツアーをご用意しました」とのこと。広報担当者は「カスタマイズは、なにも知識がないと迷ってしまうもの。そこでカスタムの参考にしていただくための1時間のツアーを考えてみました」と説明する。カスタム上級者ではなく初心者に向けて、パーツメーカーから直接カスタムの方法を説明してもらう、という内容だ。
ツアーは、東京オートサロンの会期中に3回実施され、それぞれ5組(最大10人)が参加。実際の募集は、マツダのサブブランドであるMAZDA SPIRIT RACING(マツダ スピリット レーシング)の専用アプリで、2025年12月に行われている。
今回取材したのは、2回目となる1月10日夕方のツアーだ。参加は5組6人、すべて男性で、もちろん全員が「ロードスター」のオーナーだ。最初にマツダのブースで集合。あいさつの後、ガイドの説明を聞くためのワイヤレスの受信器が配られて出発となる。
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
パーツメーカーの話を聞ける貴重な機会
混雑している会場を数分歩き、まず向かったのがマフラーメーカーであるFUJITSUBOのブースだ。そこには同社製のチタンマフラーを装着した「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」のデモカーが展示されており、そこにFUJITSUBOの営業担当者が待ち構えていた。そこではFUJITSUBOのマフラーに対する考えや、彼らの製品の特徴といったものが説明され、また純正マフラーとFUJITSUBO製マフラーの音の違いを聞き比べる機器も用意。参加者はじっくりとマフラーの違いを耳で確かめていた。
続いて向かったのはホイールメーカー、RAYSのブースだ。担当者からは主に鍛造ホイールと鋳造ホイールの違いなどが説明され、ブース内に展示されていた、鍛造ホイールと鋳造ホイールの重さを確かめる“持ち比べ体験”も行われた。
最後に訪れたのが、ブレーキメーカーのBremboだ。ここでは、ロードスター向けのカスタム用ブレーキキットにはじまり、ローターの違いやパッドの選び方なども解説。また実際に交換するのに、どこに作業を依頼すればいいのか? どんな部品が必要で、どれだけの費用がかかるかなども説明された。
3社の展示エリアをめぐってマツダのブースに戻ってきたのは、約1時間後だ。神奈川から参加した水野氏父親は、「楽しかったですね」と笑顔を見せる。父はかつてNA型(初代)に乗っており、今は息子さんがND型(4代目・現行型)のオーナーなのだ。息子さんは「普段はなかなか聞くことのできない話が知れたのがよかったですね」と言う。また、「FUJITSUBOのマフラー購入を考えていたのも参加の理由」だったため、「これで、心おきなくマフラーを買うことができます」と、やはり笑顔を見せてくれた。
今回のツアーはマツダとしても初の試みであり、規模も非常に小さなものだった。しかし参加者の満足度は高い様子。今後、さらなる展開に期待が持てそうだ。
(文と写真=鈴木ケンイチ/編集=堀田剛資)
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |

鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。
-
ホンダがBEV「スーパーONE」の情報を先行公開 「ブルドッグ」の再来といわれるその特徴は? 2026.2.26 ブリスターフェンダーが備わるアグレッシブなエクステリアデザインから、ファンが「シティ ターボII」の再来と色めき立ったホンダの新型電気自動車(BEV)「スーパーONE」。2026年中の発売がウワサされる最新BEVの特徴とホンダの狙いを解説する。
-
右も左もスライドドアばかり ヒンジドアの軽自動車ならではのメリットはあるのか? 2026.2.25 軽自動車の売れ筋が「ホンダN-BOX」のようなスーパーハイトワゴンであるのはご承知のとおりだが、かつての主流だった「スズキ・ワゴンR」のような車型に復権の余地はないか。ヒンジドアのメリットなど、(やや強引ながら)優れている点を探ってみた。
-
いつの間にやら多種多様! 「トヨタGRヤリス」のベストバイはどれだ? 2026.2.23 2020年のデビュー以来、改良が重ねられてきたトヨタの高性能ハッチバック「GRヤリス」。気がつけば、限定車を含めずいぶんと選択肢が増えている!? 現時点でのベストバイは一体どれなのか、工藤貴宏が指南する。
-
アナタのETCが使えなくなる? ユーザーに負担を強いる「ETC 2030年問題」を断罪する 2026.2.20 古いETC車載器が使えなくなるという「ETC 2030年問題」。その理由は「セキュリティーを高めるため」とされているが、車載器の交換はもちろんユーザーの負担だ。罪のない利用者に、高速道路はどこまで負担を強いるのか? 首都高研究家の清水草一がほえる。
-
レアアースの供給不安から中古車価格が高騰傾向に そんな市況での狙い目モデルは? 2026.2.19 ハイブリッド車やBEVの製造はもちろんのこと、日本のモノづくりに欠かせないレアアース。国際情勢がいまいち安定せず供給不安が広がるなか、中古車は再び高騰傾向に。そんな現状でもお得に検討できるモデルを下町の中古車評論家・玉川ニコが紹介する。
-
NEW
思考するドライバー 山野哲也の“目”――MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル編
2026.2.27webCG Moviesレーシングドライバー山野哲也がホットなオープントップモデル「MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル」に試乗。ワインディングロードで走らせた印象を、動画でリポートする。 -
NEW
特別な「RAYS VOLK RACING TE37」を選ぶということ
2026.2.27最高峰技術の結晶 レイズが鍛えた高性能ホイールの世界<AD>クルマ好き・運転好きの熱い視線を集める、レイズの高性能ホイール「VOLK RACING(ボルクレーシング)」。なかでも名品の誉れ高い「TE37」シリーズに設定された、必見のアニバーサリーモデルとは? その魅力に迫る。 -
NEW
2026 Spring webCGタイヤセレクション
2026.2.272026 Spring webCGタイヤセレクション<AD>春のドライブシーズンを前に、愛車のタイヤチョイスは万全か? 今回は、走りが意識されるスポーツモデルやSUV向けに開発された、話題の新タイヤをピックアップ。試走を通してわかった、それらの“実力”をリポートする。 -
NEW
走る・曲がる・止まるを一段上のステージに 「クムホ・エクスタ スポーツS」を試す
2026.2.272026 Spring webCGタイヤセレクション<AD>クムホから新たなプレミアムスポーツタイヤ「エクスタ スポーツ/エクスタ スポーツS(パターン名:PS72)」が登場。人気の「エクスタPS71」の後継として、グリップ力をはじめとしたすべての基本性能を磨き上げた待望の新商品だ。「フォルクスワーゲン・ゴルフR」に装着してドライブした。 -
NEW
世界が認めた高品質 ネクセンの「N-FERA RU1」を試す
2026.2.272026 Spring webCGタイヤセレクション<AD>ネクセンの「N-FERA RU1」は快適性とグリップ力を高いレベルで両立したSUV向けスポーツタイヤ。これらの優れた性能を比較的安価に手にできるというのだから、多くのカスタマーに選ばれているのも当然だ。「スバル・フォレスター」とのマッチングをリポートする。 -
NEW
ボルボEX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス(4WD)
2026.2.27JAIA輸入車試乗会2026おしゃれで速い、だけじゃない。ボルボの最新コンパクト電気自動車(BEV)「EX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」に試乗したリポーターは、その仕上がりに、今の時代のBEVの正解を見たのだった。





































