アバルト:2台の“エッセエッセ”を展示【東京オートサロン2010】
2010.01.15 自動車ニュース【東京オートサロン2010】アバルト:2台の“エッセエッセ”を展示
フィアット・グループ・オートモビルズ・ジャパンは、2009年に引き続き2010年も東京オートサロンにアバルトブースを出展し、2台の“エッセエッセ”を展示した。
■アバルトをさらにスポーティに
東京オートサロンに、今年もアバルトブースが登場した。一般公開にさきがけて行われたプレスコンファレンスでは、フィアット・グループ・オートモビルズ・ジャパンのポンタス・ヘグストロム社長が登場。不況にもかかわらず、2009年のフィアットおよびアルファロメオの販売が前年を上回り、輸入車市場におけるシェアが45%増加したことや、2009年4月に導入開始したアバルトがその後9カ月で518台の販売を記録したことを報告。「アバルトは、ようやく供給が需要に追いつき始めてきた」ということで、2年目の今年はさらなる販売台数が期待される。
そんな勢いあふれるアバルトブースでは、昨年デビューした「アバルト グランデプント エッセエッセ」と、エッセエッセキットを装着した「アバルト500」の2台が展示されている。アバルト グランデプント エッセエッセは、アバルトが手がけるコンプリートカーで、アバルト グランデプントをベースに、エンジンコンピューターのチューンや大型ターボなどを採用することにより、ベースモデルに比べて最高出力で25ps、最大トルクで4.1kgm上回る180psと27.5kgmを発生する。加えて、サスペンションやブレーキなどにも手が入れられ、ベースモデル以上にエキサイティングな性能を手に入れた。
一方、アバルト500は、アバルト グランデプント エッセエッセ同様のチューニング内容がキットとして提供されており、これをアバルト正規ディーラーで組み込むことで、さらにスポーティなアバルト500ができあがる。
さらにブースでは、アクセサリーとして用意される「アバルトコルサシート」やアバルトブランドのエキゾーストシステムなどが展示されている。
ブース面積こそ日本の自動車メーカーには及ばないものの、明るい色づかいで来場者の視線を奪うアバルトブース。華やかな雰囲気を楽しむだけでも、足を運ぶ価値は十分にある。
(文=生方聡)