BMWが電気自動車「BMWコンセプト・アクティブE」を出展【デトロイトショー2010】
2009.12.18 自動車ニュース【デトロイトショー2010】BMWが電気自動車「BMWコンセプト・アクティブE」を出展
独BMWは、2010年1月16日に開幕するデトロイトショーに、ピュアEVの「BMWコンセプト・アクティブE」を出展する。
■1シリーズクーペを電気自動車化
「MINI E」を用いてピュアEVのテストを行っているBMWグループは、その第2弾として「1シリーズクーペ」をベースとした電気自動車「BMWコンセプト・アクティブE」を開発し、近く実証実験を開始する。
電気自動車といえどもそこはBMW、「BMWコンセプト・アクティブE」は後輪駆動を採用する。170psを発生する駆動用モーターはボンネットの下ではなく、リアアクスルと一体化され、直接リアアクスルを駆動。コントロールユニットはモーター上部にマウントされる。
一方、リチウムイオン電池は、いままでエンジンや燃料タンクがあった場所に収められた。バッテリーやモーターを搭載した状態の車両重量は約1800kgに達する。キャビンには4つのシートが用意され、容量200リッターのラゲッジスペースが確保されるという。
性能は、0-100km/h加速が9秒以下、最高速は145km/h(リミッターが作動)。航続距離は160km程度になる見込み。充電に要する時間は、充電方法により異なるが、3時間から4時間半ほどとのこと。
BMWグループは「プロジェクトi」の一環としてMINI Eと、このBMWコンセプト・アクティブEを開発。これらの経験をもとに、大都市向けコミューターの量産に乗り出す考えのようだ。
(文=生方聡)