21世紀のミニ モーク!? 「MINIビーチコマー コンセプト」【デトロイトショー2010】
2009.12.17 自動車ニュース【デトロイトショー2010】21世紀のミニ モーク!? 「MINIビーチコマー コンセプト」
独BMWは、2010年1月11日に開幕するデトロイトショーに、「MINIビーチコマー コンセプト」を出展する。
■ちょっと過激なクロスオーバー
ドアはない、ルーフもない。ちょっと過激なクロスオーバーのスタディモデルが、「MINIビーチコマー コンセプト」だ。かつての「Mini」には「ミニ モーク」と呼ばれるビーチバギーが存在し、日本の路上でも見かけることができたが、このMINIビーチコマー コンセプトは、21世紀版の「ミニ モーク」と呼べるクルマなのだ。
写真からもわかるように、MINIビーチコマー コンセプトは車高を上げたボディと大径タイヤ、そして開放感あふれる(!?)キャビンを特徴とし、ビーチやリゾートでのオープンエアドライブが満喫できるクルマに仕立て上げられている。簡単に装着できるソフトトップや軽量のドアが用意されるので、雨の心配は無用だ。
リアデザインもユニークなもの。右半分が開いているので、サーフボードなどの長尺物を積むのに便利。左に装着されるケースは、一見スペアタイヤが収められているように思えるが、実際は便利な収納ボックス。MINIビーチコマー コンセプトにはランフラットタイヤが採用されているから、スペアタイヤは必要ない。見かけに違わず、駆動方式はフルタイム4WDを採用する。
ベースモデルに加えて、コンバーチブル、クラブマンと、バリエーションの拡充を図るMINI。2010年秋にはまた別のボディが追加されるというが、このMINIビーチコマー コンセプトは、MINIの世界がまだまだ完結しそうにないことを予感させる、楽しい提案である。
(文=生方聡)
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