ポルシェ、東京でデビューするはずのモデルも【フランクフルトショー09】
2009.09.17 自動車ニュース【フランクフルトショー09】ポルシェ、東京でデビューするはずのモデルも
経営統合によりフォルクスワーゲングループの一翼を担うことになったポルシェも、地元ドイツでのモーターショーということもあって、4つのワールドプレミア、すなわち「911ターボ」「911GT3 RS」「911GT3カップ」そして「911スポーツクラシック」がブースを飾った。
■幻のワールドプレミア
その概要については過去のニュースで報告済みだが、なかでも印象的だったのが、世界限定250台というファン垂涎のモデル、「911スポーツクラシック」だ。ダブルバブルのルーフとダックテールデザインが特徴のエクステリアは、写真では派手に思えるが、実物を目の当たりにすると、すべてのアイテムが実にバランスよく、しかも効果的に911の魅力を高めているのがわかる。
もちろんパワートレインにも手が入れられ、DFI(ダイレクト・フューエル・インジェクション)を採用する3.8リッターのフラット6は、カレラSより23psアップの408psを発生。トランスミッションは6段マニュアルのみというこだわりようで、PCCB(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)やPASMスポーツシャシー、LSDなどを標準で搭載する。
実はこの911スポーツクラシック、本来は今年の東京モーターショーで公開される予定だったが、ポルシェが出展を取りやめたため、フランクフルトショーでの発表となった。ポルシェとしては、東京モーターショー初のワールドプレミアになるはずだっただけに、ファンとしては残念であるが、クルマそのものは日本にも12台が割り当てられ、価格は2740.0万円。いまならまだオーダーは間にあうかもしれない。
(文と写真=生方聡)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
関連キーワード:
ポルシェ,
フランクフルトモーターショー2009,
イベント, 自動車ニュース