レクサス「HS250h」発売を前に4カ月待ち?
2009.06.18 自動車ニュースレクサス「HS250h」発売を前に4カ月待ち?
トヨタ自動車は、2009年7月中旬に新しいハイブリッドカー「レクサスHS250h」を発売する。すでに先行予約が始まっており、早くも納車4カ月待ちの状態という。
トヨタ自動車は、2009年1月のデトロイトショーでワールドデビューを果たした新型車「レクサスHS250h」を、7月中旬に発売する。HS250hは、全グレードがハイブリッドシステムを搭載する、レクサスブランド初のハイブリッド専用車だ。
搭載するハイブリッドシステムは、アトキンソンサイクルの2.4リッター直列4気筒に、モーターを組み合わせもの。エンジンスペックは、最高出力147hp/6000rpm(最大トルクは19.1kgm/4400rpm)。モーターは141hp(最大トルクは不明)の高出力タイプを搭載し、システム全体の出力は187hpとなる。同じハイブリッド専用車のプリウスと比べると51hpパワフルな計算だ。このパワーユニットにCVTが組み合わされ、前輪を駆動する。
ボディサイズ(ショーモデル)は、全長×全幅×全高=4695×1785×1505mmで、ホイールベースは2700mm。アッパーミドルクラスに分類されるサイズで、メルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズ、アウディA4といった欧州Dセグメントモデルとの競合が予想される。
HS250hのアドバンテージとなりそうな部分は、ハイブリッドならではの燃費の良さと、FFプラットフォームをベースに、広々としたキャビンを組み合わせたことによる居住性の高さだ。
価格帯は、395万円から500万円台半ばまで。ベーシックなモデルでは、シートはファブリックとなり、ナビゲーションシステムは標準で装備される。このほか、内装をレザー仕様にグレードアップした「バージョンI」、リアスポイラー、18インチアルミホイール、スポーツサスなどを付加した「バージョンS」、プレミアムレザーや豪華装備が備わる「バージョンL」が用意される。なお、パワーユニットは全車共通のようだ。
情報によると、HS250hは5月下旬より先行予約が始まっており、すでに「納車4ヵ月待ち」の状況という。
取材協力=レクサスインターナショナルギャラリー青山
(webCG 曽宮)